今週末は土曜日にTKB VOL7 カワハギ1DAYバトル in 東京湾、日曜日は第14回かみやカワハギ釣り大会。天気予報が固まってきた。TKBは晴天凪予報でピカイチくんが効果を発揮してくれそうな予報。かみや大会は北風とはいえ10メートルの強風で時々雨。ピカイチくんが使いにくい。
良型カワハギは赤色の光に反応するので、型狙いの大会では赤色のピカイチくんを使いたいのだが、曇天や雨天では赤色のピカイチくんは効果を発揮しにくいと、フジ製作の近藤丈一名人に教わった。以来、カワハギの大会の日は晴れてくれ~~~~と祈るようになった。また、ゼロテンション以下の底での釣りが苦手で、オモリを底から浮かせた釣りをしたいので波風で船が上下すると釣果は著しく悪くなる。凪いでほしいというのは全釣り人共通の願いだろうが、へた釣りの場合その想いがすごく強い。
カワハギ釣りの最大の目標であるTKBでは祈りが届いた。晴れのち曇りで風はほぼ無風のベタ凪。着底したらすぐに2メートルほど巻き上げてアワビ貼りブレードでアピール。そこから1メートルほど激しく叩き下げる。ピカイチくんの点滅もあって、近くにいるカワハギはへた釣りの操作する餌の存在には気付いているはず。底から1メートルは良型カワハギにとっては餌を取りに行ける射程圏内と考えている。残りの1メートルは穂先を少し揺らしながらゆっくりと誘い下げる。縦糸に魚が触れるザワチリという感触があったら良型カワハギ。慌てずにカワハギを下を向かせて餌を吸いこませる。仕掛けは3本の針を15センチ内に配した密集仕掛け。3粒のアサリで1匹のカワハギを仕留めるつもりで餌を取られた感触があってもしつこく次の餌をアピールする。五島の四次元ポケットから着弾したSP炸裂のおかげで餌の存在に気付いてもらえる範囲は広がっているはず。良型を3匹釣ればいいので、魚信を欲しがらずに最後までやり切る。
かみやカワハギ釣り大会の日は北風とはいえ10メートルは吹く予報。曇り時々雨なので海の中は暗いものとして、ピカイチくんは緑の物を使う。宙での釣りが成立するなら釣り方は晴天時のときと同じ。問題は波による上下が激しく、宙での釣りが成立しないときだ。オモリから30センチから45センチの位置に針を3本配した時化用仕掛けを投入する。この場合、餌とオモリが離れてしまうのでピカイチくんは使わない。3本針の少し上にピラピラのゴム系集寄を付け、味と臭いと夜光とUVを付加するラバマックスを吹きつける。オモリを底に付けてゼロテンションを維持することを心がけ、良型カワハギからのコンタクトを待つ。台風の中継のような時化の中でもこの方法なら良型を狙える。
著者: へた釣り