ヤリイカやってみようかなと書いたら「仕掛けを6個くらいは持って行くように」との指導が入る。1000円の仕掛けを1個だけ買って釣行するようなことを書いていたので心配してくださっての助言だ。1個で1日できるとは考えていなかったが6個=6000円…そんなにいるの?とびっくりする。
仕掛けだけで6000円は高いなぁとびっくりしたあとで、落ちついて考えると「仕掛けの準備は余裕を持って」が釣りの基本だよなぁと思い当たる。絶対に使かわない量の仕掛けを持って行く必要はないが、最悪のケースを想定しつつ仕掛けが足りないという状況を作るべきではない。仕掛けの数に余裕がないと、ハリスに少々縮れがあってもまぁいいかと目をつぶり、針先が甘くバラシが多くなっていてももう少しとしてはいけない我慢をしてしまう。そういうときは釣果がよろしくない。ウィリー五目やイサキなら15組くらい、LTアジでも8組は仕掛けを用意するようにしている。初めてやる、それも投入器なる未知の道具を使うことになるヤリイカ釣りだと6個では足りないくらいなのかも。
ヤリイカ釣りにはスッテという傘状の針が先端に付いたプラスティックの棒が必要で、へた釣りの場合それを一から買いそろえることになる。仕掛けを自作してもコストダウンは微々たるものであるようだ。ヤリイカデビューは教えを乞えるI島イカ名人がいるし、ヘマをしても怒らないしゃちょう船長が操船の羽田・かみやからと考えていたが……金沢八景・一之瀬丸ならサービス券が15枚貯まっているので無料で乗れる。乗船料分船宿で仕掛けを買えばさすがに仕掛けが足りないってことはないような。でも、一之瀬丸のヤリイカ船は釣果が飛び抜けており、ガチでやってる人限定なイメージがある。そんな中に「初めてなの~♪」と飛びこむ度胸が…。へた釣りはビビりなのである。
著者: へた釣り