挟んでギュッと強く握るだけで脳締めという方法でタチウオを締められる「太刀魚KOバサミⅡ」が到着した。タチウオ挟みを買うのはこれが初めてなのでタチウオを挟む部分以外のパーツはどう使うのだろう?と考えたのだが、パッケージには「つかむ」、「締める」以外の説明はなかった。
タチウオを挟む部分は○○○が連続したような形状になっており自分の指を挟んでみたが確かにがっちりとホールドできそう。脳締めするときも頭の部分をしっかり潰せそうな気がする。最先端部は普通の二ッパーとしても使えるように細かい溝があった。根本部分は切れ味は微妙だが刃になっておりタチウオに使う8号くらいのハリスなら挟んで切れそう。ここまではタチウオ釣りでこういう風に使うんだろうと想像できた。
謎の部分その1はハートを半分にした形の切れ込み。この形状……用途は1つしか思い当たらない。もしかして栓抜き?と炭酸水の栓に当ててみるとぴったり。船上で瓶ビールを飲みたい人は言ってくれれば開けてあげられる。握り部の内側のギザギザ。これは百均などで売られているキッチンバサミでもよく見る。殻割りである。クルミやクリを割るのに便利だ。最後に栓抜きの対面に空いている長方形の穴。ここまでくると見当がつき始めている。「多機能キッチンバサミ」で検索してみると「皮むき」のための穴だと分かる。ゴボウなどの皮を剥くのに便利だそうだ。タチウオ船でゴボウの皮むきしたい人は……しつこい!! パッケージ裏面には「この商品の目的用途以外には絶対使用しないでください」と書いてある。
著者: へた釣り