ブログを読んでくれている人から船上で声を掛けられるとき、直近に大漁していれば「○○をたくさん釣ってましたね~」と言ってもらえる。悲しいかな、大漁の頻度は高くないので、実際には「奥様が全部料理してくれるうらやましいです」と声をかけていただくことが多い。勉強だけはする。
ひどく不器用なためにできないことがいっぱいある人ではあるが、こうやればできるという情報だけは知ってなければ嫌な人でもある。魚の料理法についても、おそらく実際に作れと言われれば、ぐっちゃぐちゃな物しか作れない。でも、この魚はこういう風に調理して工夫すればもっと美味しくなるという蘊蓄だけは常時仕入れて続ける。
情報源は本のことが多い。最近も1冊新たに買った。「寿司屋が教える魚のさばき方」という本。アジ、マダイ、カレイ、アオリイカ、ホタテガイを例に、魚のおろし方とコツが写真入りで丁寧に解説されている。さばいた魚を使ったレシピも多数紹介されており、お寿司屋さんならではの気の利いたつまみが掲載されている。自分で作るわけではない。本に付箋を立てて、「今度、これ作ってね」と妻に渡す。
著者: へた釣り