何が釣れるのか分からないのがLT深場五目の魅力だ。冬のこの時期にも脂がしっかり乗っており食べてしふく~~!!な魚を釣りたい。剣崎沖~洲の崎沖の200~300メートルのポイントで釣れる魚というのはだいたい決まってくる。これまで釣ったりもらって食べた美味しい魚ランキング発表。
祈るような思いで釣れてほしいと思っているS級の美味さの魚は2種いる。1つはノドグロことアカムツ。しゃぶしゃぶで食べると蕩けるような食感ではなく、本当に蕩けてなくなる。口の中に魚の旨みが広がった瞬間のしふく~~!!感は他の魚の追随を許さない。深場五目では釣ったことはないが釣れることは確認済みなのがアラ。「美味しんぼ」にも登場したお刺身でよしお鍋でよしの最強の魚である。外食で食べたクエよりも美味いのではと思っていたりする。
これが数匹釣れてくれれば満足というA級の魚は3種類。1つはLT深場五目の本命であるクロムツ。皮を炙ったお刺身は文句なしで絶品である。クロムツは大きくなればなるほど脂が乗るので35センチ以上の物を釣りたい。それ本気?と言われそうだがクロムツの次に美味しいと思っているのがカゴカマス。顔がよく似たタチウオよりも脂の乗りがよくこれまた炙り刺しにして最高だ。クロムツよりもあっさりとしており、クロムツ&カゴカマスの炙り刺しを食べ比べはしふく~~!!な1皿。自分では釣ったことはないがもらって食べたことがあるキンメダイは煮付けにして最高だった。これも大きければ大きいほど脂が乗る魚なので根つきの巨大キンメを釣ってみたい。
持ち帰るかどうか悩むB級魚の筆頭がメダイ。メダイは味噌漬けにするとすごく美味しい魚だ。味噌漬けなら保存は効くが1匹釣ると何切れも味噌漬けを作れてしまうので1釣行で1匹なら釣れてうれしいが2匹、3匹となると有難味が落ちていく。ユメカサゴも鍋や汁物として出汁を取れば美味しいし干物でもいける魚だと知ってはいるがへた釣りの場合クロムツに狙いを絞って底では釣らないのでまとまった数が釣れない。調理の手間を嫌ってリリースしてしまうことが多い。シロムツも癖がない白身で決して不味くはないのだがシロムツが釣れてしまうときはクロムツ狙いの釣りが上手くいってないときなので、どうにも釣れてほしくない(=持ち帰りたくない)魚になっている。
絶対に持ち帰らないと決めているC級魚が2種類。カゴカマスとともにスミヤキとまとめられることがあるクロシビカマスはどういう骨格になってるのかと不思議に思う骨の多さにギブアップ。たぶん二度と持ち帰らない。シマガツオも一度持ち帰って食べてみたがもう一度持ち帰ろうとは思わない魚だ。味噌漬けにして食べたが味噌漬けにするならメダイの方が身がふっくらしていて圧倒的に美味い。味噌漬けはメダイ1匹で十分な量わけで…メダイが釣れたらシマガツオはいらない。
著者: へた釣り