本格的に寒くなってくるとアサリを剥くのも装餌するのもつらくなってくるので毎年、金沢八景・一之瀬丸の感謝デー釣り大会をカワハギ釣行の最終戦にしている。12月中旬に行われることが多いが、今年は12月24日にずれこんだ。サイトで確認すると既にカワハギ船は満席。今年も盛況だ。
大会にも相性というものがあるのだとすれば、一之瀬丸感謝デー釣り大会は、へた釣りにとってもっとも相性がよい大会。初参加したのは2011年のこと。4位に入賞して生まれて初めて釣りで拍手してもらえた。大会に参加して賞品をもらえたのもこのときが初めてだった。2012年は悪天候で順延となったTKB43決勝と日程が重なり不参加だったが、2013年以降は毎年参加している。結果は1位→4位→6位(着外)→1位なのだから相性だけでなく縁起もよさそうな気がする。フォースマスター3000MK、レオブリッツS400をもらえたおかげで中深場釣りにもチャレンジできたのだから一之瀬丸さまさまである。
1匹型勝負なので必勝の策はないが、普段からやっている良型狙いの愚策に今年加えた工夫がどこまで通用するかを今季の集大成として繰り出してみる。時化のときの型狙いの方法をなんとなくつかめたような気がするので、大会の日も時化ないかなぁなんて縁起でもないことを考えていたり。アワビ貼りブレードのアピール力を信じて上方向へは速く、餌を動かしすぎないように下方向にはネチネチと遅く、オモリが着底するまで油断せずにというのが方針。動かしすぎなくてもカワハギを寄せてくれるのが炸裂ピカイチくんとハギポンアサリだ。数釣りでは名人には敵うべくもないが、誘い過ぎてはいけない型狙いであれば勝機はあると信じて、今年もいいカワハギシーズンの締めくくりとなることを期する。
著者: へた釣り