無駄な物をと笑わば笑え。でも、持ってるだけで超合金魂を刺激されてなんとなく誇らしい「ブイホルダーSP」をマゴチから放置プレイ釣行で初めて使った。船長から「場所移動して」と言われた瞬間にニンマリしちゃった。だって、取り外すのも、取り付けるのもほんの一瞬でできるんだもん。
取り付けの楽さはホルダー下部にあるボタンを押すとネジが一気に下がることから想像はついていたが、思った以上に快適だった。電車釣行で船宿に着いてから出船まであまり時間の余裕がないことが多い。わすか1、2分の時間短縮とはいえ、うれしかったりする。釣り座のセッティングを終えて、少しのんびりしていると船長から「あと2人来るから席をここまで移動して」と言われた。そう言われてニンマリする。一瞬で取り外して、再度取り付けられることが確認できた。
強度という点でのチェックはマゴチ釣りでの使用だったのでできなかったが、船べりに太い金属製のバーが2本がっちりと当たるので、少々の負荷ではズレたり外れたりということはないはず。この金属のパイプが破損するレベルの負荷が発生する前に竿が折れてるはずなので、ラークシリーズの2本足以上にしっかり固定でき、堅牢性も高いのではないかと思われる。
ブイホルダーSPでちょっと使いにくいなと感じるのはホルダー部ではなく竿に取り付けるサポート部。プラスティックのロックを外して竿尻を通すようにして装着するのだが、これが結構キツキツの穴に無理矢理通すような感じになる。竿尻さえ通してしまえば今度は逆にユルユルで第一精工の「細竿径用アダプターセット」を使わないときっちりセットできないのだからちょっと困った感じ。ブイホルダーSPを使うなら細竿径用アダプターセットは必須かも。
メンテナンスは取りあえず海水をきれいに洗い流して一晩真水に漬けて塩を抜いて乾かすってだけでやってみるつもり。ラークも同じメンテナンスで錆びたりすることはなかったので、これで大丈夫だと信じたい。たまには可動部にオイルくらい挿した方がいいのかな? 不具合が出てから考えようと思う。
著者: へた釣り