アナゴは開幕直後が数、型ともに一番期待できると教わったことがある。毎年、今年こそは開幕したらすぐに行こうとしていて、毎年出遅れる。今年も準備だけは万端にしておいて、夜釣りに行ける日を虎視眈々と狙っているのだが……なかなかスケジュールが合わないんだよねぇ~。
準備といってもアナゴ釣りの道具一式なんて大した量ではない。意味もなくコレクションしてしまったのが、針。丸海津、丸せいご、キツネ針、うなぎ針と4種類もそろえてあるが、使い分け方はよく分からない。どれだとよく釣れるという偏りもあまりないように思う。なんとなくだけど、丸海津や丸せいごより、キツネ針やうなぎ針の方が暗い中でアオイソメを素早く付けやすいかなぁと感じるくらい。大型のアナゴが釣れるなら強度的に丸海津や丸せいごの方が強い気がするが、大型のアナゴを釣ったことがないので気がするだけ。
天秤やオモリは取りあえず3種類用意してある。一番よく使うのは普通の吊鐘タイプの物。これが一番小突きやすいし、トラブルも少ないように思う。ヤジロベー天秤は2本針が使えるのがよさそうと欲張って買ってはみたが針が2本ということはエサ付けの手間も2倍になりわけで値札が付いたまま。釣り座がよくて2本竿を出せるときは、かみや監修置竿アナゴ天秤を使う。両手で竿を操作するなんて器用なマネはできないので基本投げっぱなしで何かの間違いで釣れればラッキーと考えている。
余計な小物類で大事なのがイヌさん型お魚つかみ。アナゴを針から外すときしっかり握っていないと、思ったよりも力強く暴れるので、やっかいだ。おまけにあのヌルヌルの体表である。グリップ力に優れたイヌさん型お魚つかみならアナゴを暴れさせずに針を外せる。手が汚れないのもうれしい。虫エサセッターもアナゴ釣りの袋に入っていたがこちらは頭の硬い部分に何度も針を刺す必要があるアナゴの装餌法には使いにくい。
著者: へた釣り