2月、3月のメバル釣りは今日なら釣れるに違いないと爆釣フラグが立ちそうな日を予想するのが面白い。凪で曇りで海水温が低すぎず、潮回りは小さめな日を選んでいたが、これに加えて潮の濁り(澄み)具合を予想できるようになれば、メバル爆釣予測の精度が少しくらいは上がる?
晴れたらあかん!澄んだらあかん!! 八景メバルに返り討ち釣行で、春一番が吹いた翌日は潮が澄んでしまい反応はあってもメバルは全く口を使ってくれないという状況だった。船長は「南の強風が吹いたら潮が澄む」と言っていた。風によって潮の澄み具合を予測できるのなら釣り物選びがしやすくなるかもと調べてみたが……そのメカニズムはよく分からない。南風さえ吹かなければ流入河川の多い東京湾は濁り潮になっていくが、南風が吹くと濁りがリセットされて澄み潮になる? 足りない頭で理屈を考えても仕方がないので、春のこの時期は南風で潮が澄むと理屈抜きで覚えておくことにする。
南風は海水温にも影響を与えるようで、南風が吹くと気温は上がるが東京湾内の海水温は下がる傾向があるらしい。逆に強い北風が吹くと海水温は上がると説明されていた。特に上げ潮のときに北風が強く吹くと海水温が上がるみたいだ。南から入ってくる温かい上げ潮と北風によって南に押し下げられる低水温の海水がぶつかって激しく撹拌されるからってことみたい。春一番が吹いたあとというのは、潮が澄むし海水温も下がるしでメバル釣りには最悪だってことを忘れないようにこの原稿を書いている。
著者: へた釣り