いつか機会があれば行ってみたいと考えていた釣りに誘っていただけた。深場版のカワハギ釣りとも例えられる相模湾の大カマス釣りである。魚信はあれど針掛かりさせるのが難しい40センチ級のアカカマスを水深200メートルから釣り上げる。脂ノリノリで干物にすると最強の魚である。
羽田・かみやでいつもお世話になっているH賀達人に、ご一緒できそうな日があれば是非とお願いしてあったところ、ようやく日程が合いそうで「14日か15日のどちらかでどうですかぁ~」とお声掛けいただいた。3年前に深場版のカワハギと紹介されているのを知って以来ずっと気になっていた釣りである。一も二もなく「行っきま~す」と返事をする。まだ釣行が確定したわけではないが、行くことを前提に準備&勉強をしとかないとね。
船は湘南片瀬・渚丸だと思われる。サイトを確認するとタックルが説明されていた。竿はオモリ負荷80~120号で1.8メートル~2.3メートルのアジビシ竿やイカ竿でいいとあるのでオニカサゴ用に買ったDEEO TSG 100-170が使えると思う。リールはPE4号を300メートル以上なのでフォースマスター3000MK。オモリは150号を使うようだ。仕掛けは胴突き3本針のようで船宿で売られているようなのでこれを買うことにする。イカリングはDRB以外は…とマニアックなことが書いてあるが、これも船宿で売っているようなので必要そうなら買うことにする。
釣り方は底からタナの指示が出るようでまずは仕掛けを底まで落として指示ダナまで巻き上げる。カワハギと同じで誘いが重要とされているがこれがなかなか難しそう。あまり上方向に激しく仕掛けを動かすとカマスが散ってしまうらしく、上方向へはゆっくりと竿を持ち上げ、そこから30センチなり50センチ刻みで落として待つ。魚信がなければ再度落として待つを繰り返すといいのかな? リアクションバイトする魚のようで落として止めた直後に魚信が出ることが多いようだ。魚信があったらしっかりアワセて針掛かりさせる。浅い場所でのカマスの釣り方とは全く違う。
カマスといえば干物でしか食べないというイメージだが、釣りたてで新鮮な物は炙り刺しにすると皮際の脂が蕩けて絶品であるそうだ。40センチ級の大きなアカカマスはアブラカマスと呼ばれることもあり釣った人がほぼ全員口をそろえて美味いと書いている。期待するなという方が無理だ。1匹釣れたら炙り刺しで、2匹目以降は片袖開きの干物にして食べたい。
著者: へた釣り