不器用なので扱いやすいい道具が好き。機能的というだけでなく格好もよければ所有する喜びが増して更に好き。格好がよいタフ&シャープナイフにminiという小型の物があるのを発見する。全長11.7センチで刃渡り4.5センチはカワハギの血抜き&神経絞めにぴったりな気がしている。
現在主に使っているナイフはサビナイフ8 マキリという少し大きめの物。竿のガイドやリールなどをメンテナンス不足で錆びさせてしまうことがあるへた釣りが2年半使っても全く錆びないという素晴らしいナイフだ。船上でサバをさばいて身餌を作ったり、マゴチを神経絞めするために眉間に突き立てたり、マダイやイシダイを血抜きしたり絞めたり。そこそこ以上のサイズの魚に使うには便利なのだが……小型の魚に使うには少し刃が大きすぎるという問題を抱えていた。カワハギのエラに突き立ててそのままブスリと貫通させると、大事なキモまで破壊したことが何度かある。
アジやカワハギを神経絞めするときに鼻の穴からワイヤーを挿入して背骨に沿った神経絞めのポイントを探すのがどうにも苦手で、マゴチのように目と目の間に入れた切れこみからワイヤ―を通していく方が楽な気がする。この場合小さなナイフがあれば作業がしやすくなるのではと考えていた。タフ&シャープナイフminiのお値段は1100円くらい。買うのをためらう額ではない。迷わず購入した。これでカワハギの血抜きがしやすくなり、神経絞めの成功率が上がれば安い買い物である。
著者: へた釣り