チーズも魚も熟成させるに限る!? 実は釣った翌日から毎日、一切れずつ味見をしていた。日曜日に釣ったイシダイを寝かせること5日目……1口食べてキタ──ヽ('∀')ノ──!! である。ねとっぷり!!っとした食感のきれいな白身を醤油に漬けると表面にぱっと脂が散る。なにこれ、美味すぎるぅう!
織田裕二じゃないので実際にキタ──ヽ('∀')ノ──!!と叫ぶことはないが、早く食べたいのを我慢して寝かせ続けた5日目のイシダイを食べた瞬間に頭の中に浮かんだ映像はキタ──ヽ('∀')ノ──!!の弾幕だった。美味しいというのを通り越して凄いと言いたくなる。まずはワサビ醤油で、醤油すら邪魔になってワサビだけで、口の中をさっぱりさせたくてスダチを搾って、身の甘みが引き立つ刺身の塩(白身)で……味が単調にならないように工夫しながらどんどん食べていく。妻いわく「30センチ以上のイシダイ2.5匹分」を、止められない止まらないで食べ続けたんだから自分でもびっくりだ。ねとっぷりっ!!とした食感の楽しさと、ほのかな甘みを感じる身の旨味、くどさを感じない脂の美味しさ。血抜きしただけだが磯臭さはなかった。お刺身の白身部門で首位に立ったかも!! 来年も絶対に釣る!と心に誓う。!
イシダイは皮も美味しいと教わったので、皮は湯がいてポン酢和えにしてみた。皮はコリコリとしており、皮の裏側のプニッとした食感とのコントラストが愉快な食べ物だ。秋鮭もそうだが、美味しい魚は皮まで美味いのである。妻や子供たちは脂がのりのりすぎる身よりも皮の方がお気に入りだったみたい。皮はほかにも焼き物、揚げ物にしても美味しいそうなので、お酒のお供にしばらくなってくれそう。
そんなに美味しいのならもう1戦スクランブル発進じゃないの? と言われそうだが、久里浜沖のイシダイはどうやら沈静化してしまったもよう。へた釣りが釣行した日は竿頭6匹、その翌日に竿頭16匹と大爆発したのだが……それ以降イシダイは0~1匹という釣果が続く。沖から入ってきたイシダイが久里浜沖で滞在している数日がXデーってことみたいだ。来年も釣れているという情報に接したらすぐに駆けつけなきゃね。。
著者: へた釣り