狐、痩せ、顎、睨み、刺青……アマダイと名が付いた魚たち

アマダイがちっとも釣れなくなってしまったので、釣り方を勉強しようとしていると、アマダイという名が付いている魚にはアカ、シロ、キ以外に何種類かいるという、おそらく釣果には全く結びつかない情報の方が気になってしまう。狐、痩せ、顎、睨み、刺青…変な名前ばかりなんだもん。

キツネアマダイは相模湾でも釣れるみたいだ。きれいな青色の魚で40センチくらいまで大きくなるらしい。キツネという名がつく魚の多くは吻が尖っているが、キツネアマダイもそう。海底に穴を掘りそのなかに潜るという習性もアマダイと同じらしい。ヤセアマダイはキツネアマダイの近似種のようで、色はアマダイに近い。体高が低くスレンダーなアマダイに見えるので痩せアマダイか。ヤセアマダイは伊豆で釣れるみたいだ。いずれも観賞魚として人気がある魚らしい。

アマダイと体の色が似ているのでアマダイという名が付いたと思われるのがアゴアマダイ科の魚たち。アゴアマダイは体長15センチ以下の小型種で大きく開く口が特徴なので顎アマダイ。アゴアマダイとニラミアマダイは東京湾でも釣れるみたいだ。口が大きいのはアゴアマダイも海底に穴を掘って隠れるという習性があり、大きな口で巣穴を作る。巣穴から顔を出した姿に愛嬌があるのでダイバーに人気の魚らしい。

2016年10月20日 18:18

著者: へた釣り