カワハギを始めると蘇るのが寒い時期にかじかむ手でアサリ付けに難儀したという記憶。10月なのに真夏日を記録しているからと油断していたらあっという間に寒くなり凍えることになる。それが船上だ。そろそろ防寒用のグローブを買っておきたい。シマノではなくモンベルのを検討中だ。
この何年か、シマノのクロロプレンEXSフィンガー3カットグローブというグローブを買っていた。竿を持ったときに手袋をはめている感じがほとんどしないくらいフィット感がよく、防寒性もまずまず。欠点はお値段が実売で4500円くらいとお高いことと、耐久性が低く(へた釣りの洗い方も悪い気がするが……)指の部分の縫い目がほつれてきて1年もすると手袋としては少々みっともない状態になってしまうこと。ほかに選択肢がなければ、今年もこれを買うかなと考えていた。
ダイエットに成功し生活習慣病の悪夢を振り払ってから釣り用の服はモンベルというメーカーの物を買うようになった。太っていたときに買いそろえた服をほぼ全部買い換えなくてはいけなかったため、釣り具メーカーの服は高すぎて手がでなかったという金銭的な理由もあるが、実際に着てみると機能的な面でも、洗濯などのメンテナンスのしやすさでも、想像していた以上に具合がよかった。電車釣行で釣り用の服を着たまま移動することが多いのでデザイン的に優れているのもうれしい。
モンベルのグローブは一度買ったことがある。指の部分を甲側に折り返して指を露出できるというタイプの物だった。防寒性は文句なしだったが、餌を付けたりラインを結んだりするときにいちいち指を出すのが面倒で、釣り用ではなく普段用の手袋になった。同じ素材で指の部分が最初からカットされているタイプも発売されたようなので、これが第一候補。防寒性ではシマノの物より上だと思う。お値段は1645円とだいぶ安く手に入る。
もう1つ気になったのがクリマバリア フィッシンググローブという新型のグローブ。指の部分を折り返して使うというタイプだが、折り返した部分をベルクロではなく、ゴムバンドで固定できるようになった。指の露出部分も広がり、以前買った物の使いにくいと感じた欠点の多くが解消されているように見える。クリマバリアという生地はネオプレンよりも防風性、保温性、透湿性、撥水性に優れているようでそれでいてしなやかでストレッチ性が高いようだ。お値段約3996円。
靴と手袋は実際に身に着けてから買わないと後悔するので、今度の休みの日にでも実物を見に行ってこようと思う。どっちを買ってもシマノのグローブよりは安い。1年でダメになるなんてことはなく、何年も使い続けれるさらにお得感が増すのだが……。
著者: へた釣り