東京湾奥で最高の干物、カマスをゲット!を目標に参加したかみやフィッシングクラブ(KFC)のサビキアジ→カマスリレー。サビキアジはほぼ1年ぶりだが高活性な小アジの群れを相手に入れ食いを楽しむ。肝心のカマスは釣り方が分からず大苦戦。ラスト10分でなんとか1匹ゲット!!
KFCのサビキアジは昨年に続いて2度目。昨年はあまりいいアジの群れに当たらず、釣っても釣ってもカタクチイワシばかりで、アジは15匹くらいとどうにもならなかった。それに懲りて今年のサビキアジ船は参加者少ないんじゃないの?と思っていたらとんでもない。片舷11人ずつと満員御礼での出船となった。道具は昨年と同じで、小アジの食い込みを弾かないように胴調子のメバル竿。長さが2.7メートルあるので15本針仕掛けのサビキを扱いやすい。
船長はしゃちょう船長だとばかり思っていたらデカッw船長だった。「東側が釣れてるらしいので40分ほど走ります」と桟橋を離れる。少し風があり、船がグラグラするので速度控えめでの航行。着いたのは木更津沖だった。仕掛けを振り込み、オモリが底に着いたら1回、2回鋭く小さくシャクって少量のコマセを撒く。底べったりのタナで待っていると、プルルという小アジの魚信がある。15本針なのですぐには巻き上げず。しばらく粘ってなるべく多くのアジを付ける。まずは3匹だった。カタクチイワシも少々混じりながらこのポイントでは1時間ほどで18匹。鈴なりコイノボリではないので束ペースにはほど遠いが、昨年の釣果を…ということはサビキアジの自己最多を超えた♪
木更津沖で反応がなくなってから群れを探してしばらくクルージング。なかなか止まれない。航路のブイの周りなどを攻めてみる。ポツポツとは釣れるが…富津沖のポイントでいきなりいい群れに当たった。針数の半分くらいのコイノボリをまずは達成。サイズは中小混じり(大も船中混じったがへた釣りには釣れず)で、大きいのは20センチ強、小さいのは5センチ。10センチ以下のはリリースしつつも針数半分以上を何度か達成できて束釣り達成。サイズがサイズなので束でもクーラーに余裕がある。魚の取り込みが上手になればもっと釣れるのだが、取り込み時にバラシまくった。1年後までサビキアジの予定はないので、来年もきっと同じようにバラシまくる。
11時30分で釣り物がアジからカマスに変更になる。「横浜沖でLTアジ船でカマスが1匹釣れた」という無線が入ったようで、まずは大黒埠頭沖辺りで釣り開始となる。コマセカゴを外して、カマス用のフラッシャーサビキを付ける。ルアーにも反応するフィッシュイーターなので、鋭く小さくシャクるような誘いを入れながら、底から3メートルくらいを探ったが、何も起きない。船は少しずつ北上し、川崎のシーバースを経て、羽田沖に至る。羽田沖でカマスなんているの?と思ったがどうやらここが本命のポイントであったようだ。しゃちょう船長が魚の放流のときにお遊びでサビキを入れるとすぐにカマスが2匹釣れたのはこの辺りでのことだったらしい。
船中、カマスが上がったとのアナウンスがある。艫寄りの同じ人ばかりが釣っている。あまり激しく誘っている風ではなかったので、真似してスローな誘いにしてみる。アジやサバはときどき釣れるがカマスは釣れない。ポイントを転々としていると、ある傾向に気付く。ポイント移動後の一投目でだけカマスが釣れることが多い。サビキの仕掛けやオモリが頭上からいっぱい降ってきてカマスはビックリして逃げちゃうんだろうか? しゃちょう船長の「サビキを入れるとすぐに」とも合致する。ポイント移動後投入合図に出遅れないようにしていると、アジやサバとは異なる未知なる魚信。これはカマスだろっ!! 嬉々としてリールを巻くが水面に見えたシルエットはカマスよりも明らかに太い。セイゴだった。
沖上がりの時間が近付いている。カマスはボウズかなぁ~とほぼ諦めていた。仕掛けを投入し、オモリが着底する前に、なんだか竿先に違和感。食い上げているような、横にも走るような…でも、サバほどの重量感はない。巻き上げると水面に姿を現したのは、待望の紡錘形のシルエット。ただし、魚の向きがなんだかおかしい。尻尾へのスレ掛かりだった。スレでもなんでもいい。終了10分前に本命のカマスを手にする。サイズは25センチに満たないが、干物にして食べる予定♪
著者: へた釣り