ウィリー五目で魚が素直にウィリーに反応してくれるときは下針の空針はオマケのような物。エサを付けると時合を逃しそうなときはオキアミを付けないこともある。逆にウィリーに全く魚が反応してくれない日はオキアミ命になる。少しでもエサ持ちをよくするためにイカ短と抱き合わせる。
ウィリー五目をやるとき、一番下の針を空針にしてオキアミを付けるのは、ウィリーでは狙いにくい魚を釣る「欲針」だと考えている。例えば、アマダイはウィリーでは釣ったことがないがオキアミにはよく食ってくる。他にもオニカサゴを含む、カサゴやハタ類もオキアミに食ってくることが多い(ウィリーに掛かった小魚にもときどき食ってくる)。いろんな魚種を釣ってクーラーの中を華やかにするのがウィリー五目の楽しみの1つだ。オキアミは釣れる魚種を増やしてくれる。
ウィリーへの魚の反応が鈍いとき、空針は「ボウズのがれ針」になる。先々週のカイワリ大撃沈の定め釣行は完全にウィリーは沈黙した。こうなると事実上空針の1本針で釣っていることになり、小さな魚信があり、オキアミを取られたらノーチャンス。仕掛けを回収するしかなくなる。水深は80メートルくらいと浅くはないので効率がすこぶる悪い。でも、ウィリーシャクリで釣りたいので空針3本などの仕掛けには変えたくない。エサ持ちを少しでもよくしようと、羽田・かみやのウィリー五目大会にはイカ短を持ちこんだ。
オキアミを付けた後に、イカ短をちょん掛けして抱き合わせる。シャクっている最中にオキアミが外れにくくなっただろうし、小魚からの小さな魚信があったあと仕掛けを回収してみると、オキアミは取られていたがイカ短は残っていることが多かった。オキアミではなくイカ短のみの状態で釣れた魚も何匹かはいたと思われる。ウィリー五目には今後イカ短は必ず持って行くと思う。
著者: へた釣り