へた釣りがやる釣りの中で始まりと終わりが明確に決まっているのは剣崎沖のイサキだけだ。6月1日に始まり、8月31日に終わる。残るは2週末。束チャレンジのチャンスは2回しかない。心残りがあっても延長戦はない。カワハギシーズンを気持ちよく迎えるためにも束釣りをキメちゃいたい!!
へた釣りが束釣りをしたことがある釣り物は、実はイサキしかない。LTアジやキスなど束釣りの可能性がある釣りの経験はあるのだが……アジもキスも超がつくほどに苦手。船中束超えの人がいる超高活性な日にあたっても70匹くらいまでしかいかない。かといってアジやキスの釣り方を勉強しようという気はあまりなく、タチウオ→アジなどのリレーで適当に楽しめればいいやって感じになっている。イサキに関しては釣り方を究めたい。ほかの人が釣れてない時間帯にも魚信を出せるシャクリ方や追い食いのさせ方など研究課題があって面白い。今年も少しは上達したかなという証が束釣りだと考えている。なんとか達成しておきたい。
束釣りにはいろいろ条件をクリアする必要がある。オマツリによるタイムロスを減らさないとつらいので船上が混んでいると苦しい。潮はあまり速くない方が少量のコマセで勝負しやすい。コマセを絞れれば胃袋が小さくすぐにお腹いっぱいになってしまうイサキの時合を長続きさせられるし、この時期だとソウダガツオやサバによる邪魔も減らせる。あとは、周り人との相性という問題がある。個人的にはウィリーなので魚をどんどん上ずらせて勝負したいが、指示ダナの下限でコマセを撒いてじっくり釣りたいって人もいる。誘い上げずにコマセを撒く人はへた釣りの3倍くらいの量を撒くことが多いので、思ったような釣りができなくて苦戦する。こうなると数狙いではなく群れの上部にいる型狙いに目標を切り替えるしかなくなり束は遠のく。
本当は周りがどう、条件がどうなんてことに左右されずに束を達成できる技が欲しいのだが道は遠い。人事を尽くして天命を待つつもりで8月の残り2週はイサキに挑む。イサキのシーズンが終わると次はカワハギが開幕する。カワハギはイサキと並んで究めたい釣り物(ただし数釣りでではなく型狙いでwww)。イサキの束釣りを達成し、気分よくカワハギに突入したいのだが……。ソウダガツオに好き勝手ヤラれちゃったよ釣行で仕掛けを大量にロストし補充の作業に土曜日をあてたいので出撃は日曜日の予定。
著者: へた釣り