うらみを晴らすために釣行するなんて心持ちが間違えてるってことなんだろう。イサキならなんとかなると思っていたら、大惨敗。凹んでない。ここまで連続してダメダメな釣りが続くと、自分のヘタクソさ加減に唖然とするだけ。イサキは15匹のみ。作戦がことごとく上手くいかなかった。
昨日の金沢八景・一之瀬丸の釣果を見てアチャ~っとなった。竿頭が束超えの139匹。イサキの活性がよさそうなのは喜ばしいことであるが、こんな釣果がでちゃうと釣り人の活性まで上がっちゃうのである。船宿に着いて釣り座のボードを確認すると。左舷の胴に3席空いているのみ。そのうちの1枚を取る。前から4番目の席だ。左舷は11人。既に席札がなくなっていた右舷は9人なのだから、一之瀬丸の釣り座システムはよく分からないことがときどき起きる。釣り座の間隔はちょっと窮屈な感じで、オマツリに苦しみそう。
剣崎沖のイサキ船団はいつもより少なめ? タチウオ船団を見てしまったので少ないように見えただけかな? 入れ食いペースで釣れている風ではないが、ポツリポツリと魚が取り込まれているのは見える。目標に89匹足らず…釣行のときに比べれば、なんとかなりそうな雰囲気。指示タナ18メートルから12メートルくらいで釣り開始。まずは2.6メートルのノーマル仕掛けで釣り始める。速めのシャクリから徐々にペースダウンしていって魚信が出るシャクリ幅とスピードを見つけようとしたのだが、潮が速いせいもあり、魚信が出る前にオマツリが発生してどうにも釣りにくい。ソウダガツオまで回ってくると、完全にお手上げだ。
オマツリを少しでも減らそうと、仕掛けをショート(2.2メートル)に変える。今思えばこれが完全なミスだった。それでもオマツリしない分じっくりタナを探れて9時ちょうどにようやく1匹目のイサキ。その後、またもしばらく沈黙することになる。船長からは「船中、何匹かイサキが上がった」とのアナウンスがあり、舳の人が釣っているのも確認できているのだが……へた釣りのウィリーには魚信どころか、魚が触れてくる感触すらない。11時過ぎにようやく2匹目。一番下の針に食ってきた。もしかして仕掛け長を短くしたのが失敗?とようやく気付く。
仕掛けを2.6メートルに戻すと、間が空いてではあるが魚信が出るようになった。釣れている人の竿の動きを確認すると、シャクったら20秒~30秒くらいそのタナでじっと待っていた。その方が釣れるらしいということに気付いても真似するかというと真似はしない…というかできない。LTアジでも無駄に竿を動かしまくる多動性中年なので、ウィリーなのに何十秒も止めて待つなんて釣り方したくない。釣れているタナは指示ダナの低めみたいだったので、上限まで誘って大物狙いと考えたのだが……そんな一発逆転狙いなんて上手くいくはずがない。唯一訪れたオッ!!という魚信は30センチくらいのメジナだった。イサキは25センチに届かず。
その後少し南下して40メートルくらいのポイントも攻めてみたがパッとせず。よほど食いしん坊のイサキが忘れたころに釣れてくるという感じで、へた釣りの個人的な感想では活性が高いと感じる群れには最後まであたらなかった。そのまま何も起きずに沖上がり。瀧本船長が釣果を聞きにきたので「10匹くらい」と答えると「そんなわけないでしょ!!」とツッコまれる。魚信が連続する時間がほとんどなく、しかも追い食いもなしで単発での取り込みだったので本当に10匹くらいと思っていたが、数えると15匹いた。10匹でも15匹でも撃沈したのは変わらない。これで5釣行連続で不満の残る内容。自分が下手だってことを再確認できたので、むしろ清々しい気分……な、わけねぇだろっ!!!!!!!
著者: へた釣り