土日にしか釣りに行けない。だから平日の釣果を見てもストレスになるだけなんだけど…それでも見てしまう。平日は「ジャンボイサキ絶好調!!」(金沢八景・一之瀬丸)、「入れ食い状態で釣れる」(松輪・成銀丸)、「一日を通して食い良く」(松輪・大松丸)…週末まで少しは残しといてよぉ。
どうして週末になると剣崎沖のイサキは釣れないのか? 理由をずっと考え続けているのだが、これだ!!という結論には至っていない。船上から落ちてくるビシの数が多すぎて、イサキの群れがビビって散ってしまうのかもと考えていたが、一之瀬丸の瀧本船長にこの考えは否定された。次の仮説は、ビシの数=コマセの量だと考えると週末は釣り人が多いので撒かれるコマセの量が多い。胃袋が小さいイサキはすぐに満腹になって食いが落ちてしまう?
湾奥出船の船がポイントにたどり着けてない早朝と船の数(=コマセの量)が減る午後からイサキの時合が訪れることが多いので、コマセ多すぎ説が今のところ有力。コマセが多すぎるのなら各釣り人がコマセを撒く量を今以上に絞ればもしかして……週末も釣果は落ちないのかも。狭いポイントを釣っているのにドカ撒きするのが好きな人は多い。でも、みんなでコマセを撒きすぎないようにするなんて指導が徹底できるのなら船長が既にやってるよねwww
今週の釣果は近年にない好漁とされていた前週よりさらに上向き、竿頭なら50匹超えは当たり前で60匹超えも出始めている。型もウリンボサイズは少ないようで30センチ以上は珍しくなく、縦縞が消えたご立派サイズ(35センチ級)も連日上がっている。松輪の根の周辺にイサキの反応がしっかり出ているらしいので期待できちゃうわけである。成銀丸によれば「潮も薄濁りになり」というのがこの数日の好調の理由のようで、さらに「潮の変わり目には入れ食い状態で釣れる」とある。潮が濁った方がウィリーへの反応がよくなるのは分かるとして潮の変わり目ってなんだろう?
潮の変わり目は磯釣りなどでは干潮あるいは満潮で動かなくなっていた潮が動きだした時間帯のことをいうようだ。コマセが流れるようになった瞬間に魚の食いが立ち始めるということは確かにある。船釣りでも潮止まりの時間に全く魚信がなくても潮が動きだすと急に魚信が出ることはある。もう1つの潮の変わり目の使われ方は若潮から新しい潮の周期fが始まる、潮の入れ替わり。潮回りが小さく釣りには好条件ではないとされている長潮、若潮がイサキには好条件ってことかな? この2日間の潮回りは長潮、若潮だったし、「明日(若潮翌日の中潮)も力がはいります」とあるので潮の替わり目が正解と思われる。
著者: へた釣り