イサキは週休2日制?釣行から帰り、ぼんやりテレビを眺めているとアド街ック天国という番組でアジのメンチカツが紹介されていた。剣崎沖で釣れた脂の乗りのあまりよくないアジをどう食べるか考えていたので、これだと飛びつく。脂が足りないなら油を足せばいい。和洋メンチカツを作る。
剣崎沖でイサキに混じって釣れるアジはサイズがいいので釣って面白いが、食べると微妙なことが多い。口の中が黒い回遊性のアジ(クロアジ)で、東京湾奥で釣れる金アジを食べ慣れていると別の魚なんじゃ!?ってほどに脂の乗りが悪く物足りない。番組で紹介されていたのはぎょギョ魚の三太郎という小田原のお店のアジのメンチカツ。タタキにしてネギなどの薬味を足してパン粉で包んで揚げていた。ちょっとアレンジして真似することに。
3枚におろしたアジをたたいてミンチ状にするとこまでは同じ。食感を残すため細かく刻んだ部分と大雑把にたたいた部分を残しておく。和風の味付けをする物には刻んだネギと大葉を加えてゴマ油を垂らす。洋風の味付けをする物にはバジルとオレガノ、オリーブオイルを加えてまとめる。あとは溶き卵にくぐらせ、パン粉を付けて揚げるだけ。
脂が足りなきゃ足しちゃえばいいって発想…シンプルだけど効果抜群である。和風は熱々に揚がったアジのメンチカツにゴマ油の香ばしい風味が加わって文句なしに美味くなっている。一方の洋風も香草焼きを衣で閉じ込めたようなお味になっており悪くないどころか相当いい。これからも剣崎沖でアジが釣れたらこの料理法で食おうと思う。中華風のレシピも考えようかな? ちなみに3つめの小さいのはカマンベールチーズを揚げた物。
著者: へた釣り