ムツ(≒クロムツ)に嫌われてるってことに気付かず釣行して相手にされず凹みまくる。他にも釣り物はあるし、深場にこだわる必要はないかと撤退も考えたが、新潟から深場用オモリが届く。200号、250号、300号の3種類。アカムツ、キンメ、アコウ用だ。「がんばりない」ってこと?
「がんばりない」あるいは「がんばんない」ってのは新潟弁で「がんばれ~」ってこと。言われて一瞬、えっ!!となる方言の一例だったりする。釣れない理由は2つまで絞れてきている。1つは誘い過ぎてるってこと。食わせの間は10秒くらいまでで50センチ刻みで誘い上げて落としてを繰り返している。シロムツとユメカサゴにはこの釣り方がいいってことは分かったが、ムツ(≒クロムツ)はどうやらあまり激しく動くエサはお嫌いなようだ。2つめはエサの大きさ。動かさず(誘わず)に待つ釣りになるなら、海中でアピール度が高く、それでいてムツ(≒クロムツ)が一飲みできるちょうどいい大きさを探る必要がある。だいたい1×7センチくらいのエサをメインに使っていたがこれでは少し小さすぎるのかもと感じ始めている。
問題はタナで待つ釣りがあまり好きでないってこと。ウィリー(カイワリ、イサキ)もカワハギもアマダイもタチウオもへた釣りが好きなのは竿を動かしまくってなんぼという釣りばかり。船上で10秒以上じっと待つなんてできない。マゴチやメバルですら待って10秒までという多動性釣り師である。ムツ(≒クロムツ)も動かさない方がいいのかもってことにはさすがに気付いて、10秒は待った。でも釣れなかった。もっと待てというのなら多動性釣り師には無理な相談なのである。ムツ(≒クロムツ)本命から狙いを変更するしかなさそうだ。と、考えていたところに新潟の大川工業から注文してあったオモリが届いた。これで、現在検討しているどの釣りにでも行けるようになった。タイミングがあまりに良すぎたので、もう少しがんばってみるかと!!
予定通り事を進めるなら次は宇佐美・治久丸から200号のオモリを使うアカムツで出撃する予定だった。残念なことに弾丸遠征できる12日、13日の午後便はカイワリでの出船になっており、アカムツ船は午前船。アカムツにこだわるなら土曜日の午後船でカイワリに乗って一泊し、翌日曜日の午前船でアカムツに挑戦ってことになる。宿はキャンセル料が発生するので、もう少し天気を見守って、行けそうって判断した時点で空室があるかどうかが問題。もう1つの釣り物候補の金沢八景・一之瀬丸のキンメムツは250号を使う。でも、ムツだけでなくキンメもあまり誘ってはいけない釣り(底20メートルくらいを電動でゆっくり巻くだけ)のようなので……不向きかもなぁ~っと。
著者: へた釣り