東京湾のマゴチ超人さんたちが集う船。1隻は今年もマゴチはよさそうだで紹介した新子安・だてまき丸。もう1隻は八幡橋・鴨下丸(濱生丸)。濱生丸も8日からマゴチでの出船を開始したのだが釣客6人で船中31匹。竿頭は13安打の大爆発。釣果も凄いが船長監修のマゴチ竿も凄そう。
土日の釣行なので、マゴチ船で2本竿を使えることなんて年に数度あるかないかなのだが、主力竿のベイゲーム コチ・スズキ(2.4メートル)以外にもう1本、3メートル以上の長さのマゴチに使える竿が欲しくって仕方がない。一昨年には島風という磯竿3号(3.7メートル)の竿を投入して1匹…それも40センチ級のマゴチと引き換えに真っ二つに折れた。懲りずに中通し竿でガイド部分に負荷が集中せずに折れにくいインターライン リーガル 2号-42(4.2メートル)を投入した。こちらは折れることなく何匹かマゴチを物にできているのだがさすがに長すぎるのと手持ちだと重すぎるのであまり使わなくなっていた。
長い竿が欲しい理由。2本竿を出すとき手持ちの1本と攻めるポイントを変えられるというのもあるが、マゴチ釣りの大会で潮先に名人さんや達人さんが複数人いてどう考えてもマゴチが回ってこないってときの秘密兵器として用意しておきたい。マゴチ大会で釣り座に恵まれなかったときは本当につらい。できることはマメに底を取り直して誘うだけ。潮先の名人さんや達人さんも当然マメに誘うので……1日やってマゴチからの魚信が一度もなかったという経験もしている。クジ運が悪いのでそれでもあきらめずに釣れる道具が欲しいのである。実際、2015年の大会では4.2メートルの竿を投入した。この竿では釣れなかったけど……魚信が遠いときに選べるオプションがあるのは大事だと思う。
磯竿ではなくアオリイカ用の長い竿やメバル用の長い竿を検討したが、大型のマゴチが掛かったときに強度が保証できないと説明されて買いにくい状況だった。濱生丸の釣果を確認しにいって見つけたのが望月亮英船長(東京湾のマゴチで有名な船長さんらしい)が監修した「ZieL」というマゴチ竿。3.2メートルのロングタイプも発売されており、お値段3万5640円。オーダーメイドなので値引きはない。「この長さの竿では抜群に良い竿」と説明されていた。「大型が来ても吸収してくれる曲がり。何と言っても軽量!!」ってことなので型狙いの大会でも手持ちで使えるかもという期待が……。欲しい!! 滅茶苦茶欲しいんだけど……お気軽に買える値段じゃない。
著者: へた釣り