こんな予報だったっけ? 少なくとも予約を入れた時点ではこうではなかった。ベタ凪でこれなら洲崎沖で釣りやすそうとマゴチの開幕を延期して沖のウィリー五目に行くことにしたのだが……海は時化気味。混雑していて席は一段高くなったお立ち台。頑張ったけど2目21匹と苦戦した。
ウィリー五目の2016年開幕戦は船酔いしそうなほどの時化で6目23匹。時化てなければもっと釣れてたはずと少々不満が残った。それもあって凪の予報だった今日、ウィリー五目を再戦することにしたのだが、家を出た瞬間にあれ?っとなる。風が強い。そのうち弱まるだろうと金沢八景・一之瀬丸へ向かう。今日は釣り日和だと考えていた人はいっぱいいたようで…沖のウィリー五目船の席札は数枚しか残っていない。残っている席は右舷の前から3番目か、左舷の1番前。1番前は一段高くなっているお立ち台だとは分かっていたが、オマツリしにくいだけマシかなと席を決める。
右舷は片舷8人だった。船長からのアナウンスは「1時間と少し走ります」。風があったので洲崎沖まで行けるのかなという不安があったが、ポイントまでは行ってもらえそうだ。風が強いといっても先週の開幕戦よりはマシだと考えていたが、席がお立ち台だってことを忘れていた。移動中は船が跳ねてお尻に悪い感じ。キャビンに逃げ込もうかとも思ったが、混んでそうで気持ちが悪くなりそうだったのでやめた。
ポイントに到着。海は悪い。ウネリもあるし風も10メートル近いのではという感じ。水深85メートルのポイントから。指示ダナは「底7メートルから10メートルだった」。探る幅が狭いのであまりいい反応ではなさそうだが、シャクってみるとすぐに魚信。フルルと穂先を震わせてからグンッと引きこむのでオキメバルだ。追い食いを狙って3匹食わせた。天気は悪いが魚の活性はいい日かもとこの瞬間だけ思った。
ここから先はあまり写真がない。船が揺れてお立ち台では身の危険を感じて写真を撮ってる余裕がなかったし、魚信をなかなか出せなくなって写真を撮る間もなくシャクっていた。元気なのは底にいるヒメだけでオモリの着底と同時に食ってくる。すぐに5メートルくらい巻き上げてヒメをかわすのだが、5メートル巻き上げたつもりが波の上下でヒメの射程圏内に仕掛けが入ってしまうようで、ヒメの餌食になる。そんな海の状況なのでシャクって止めるのに一苦労する。オキメバルがポツ~ン、ポツ~ンと釣れるだけで追い食いもなかなか発生しない。オキメバル以外で釣れた魚はイサキが2匹だけ。
おっという魚信は一度だけあった。底で小型のヒメを掛けてそのまま誘い上げていると穂先がギュンと絞り込まれる。「食ったぁ~」と大声をあげたとほほ同時にテンションが抜ける。仕掛けを回収してみると幹糸が切れていた。いい手応えだったが何だったんだろう? 本日の釣果はオキメバル19匹、イサキが2匹で合計21匹。魚の種類が少ないので、満足感が低い。カイワリとか、キントキってどこにいっちゃったんだろう?
著者: へた釣り