金沢八景・一之瀬丸の感謝デー釣り大会カワハギの部に参加した。これまで3回参加し3回とも入賞している縁起のいい大会なのだが、記録は途絶えた。1ミリ差の6位で着外に沈む。朝から財布を落として大慌てしたし疲れた。それでも、カワハギが元気なら救われたのだろうが……チ~ン。
先週末練習釣行の予定だったのが発熱で回避したので久々の一之瀬丸への釣行。少し時間に余裕を持って家を出る。あべなぎさ号をゴロゴロ引っ張って最寄りの駅に到着。改札を通るのに財布を取り出そうとポケットを探ると……ないっ!! 大慌てで今来た道を引き返すことに。落とした可能性が一番高いのは家の玄関の前。家まで戻ると一之瀬丸の集合時間に間に合わない。それでも財布が見つからないと、お金が払えず電車にも船にも乗れない。気は急く。路上に注意しながら早足で来た道を戻る。駅と家のほぼ中間地点の歩道の真ん中に財布は落ちていた。ここからなら遅れずに船宿に着けるし、誰にも拾われずにあったというだけで十分にラッキー? 本日の運は全部使い果たした気分。船宿に着いて釣り座のクジを引くと左舷の舳。あれ? まだ運が残ってると喜んだが一段高くなった席で少々釣りづらい。
船は浦賀の航路近くの25メートル前後の水深のポイントで釣り開始。席は上げ潮が残っている前半勝負のなので、集中して釣り始める。まずは宙でタタキ下げてカワハギからのコンタクトを待ついつもの釣り方を試してみたが、宙では全くカワハギの気配がない。大会ルールが1匹全長勝負なので宙に固執すべきか、臨機応変に対応すべきかで悩む。あまりの魚信の遠さに嫌気がさして底で少しタルマセ気味にして魚信を出す。トラギス、ベラなどを釣りつつ、9時少し過ぎにようやく本日1匹目のカワハギで22センチくらい。
カワハギの活性は相当悪いらしく、宙ではほぼ魚信を出せずに大苦戦。魚信がないことに我慢できなくなったら仕掛けを底に入れて、ゲストを釣るという型狙いのカワハギ釣りで一番やってはいけないパターン。中途半端な上に苦手な釣り方では型も数も伸ばせず、2匹目のカワハギを手にするまでたっぷり1時間。さらに1時間してようやくオッという感じの魚信が出て、これが本日最大の26.2センチ。満足サイズではないが、船中それほど大きなカワハギは釣れてなかったので入賞には手が届くかなぁ~っと淡い期待を抱く。
下げ潮に変わって潮ケツになってからはさらに苦戦を強いられる。ポイントは浦賀の航路内の35~40メートルくらいの深場に移っていたが、全くカワハギらしき魚信はない。相変わらず魚信がないことに焦れて仕掛けをタルマセてトラギスやベラを釣って暇をつぶしているのだから、じっくり粘って良型をモノにするという覚悟が足りなさすぎる。13時半ごろにようやく深場でも1匹目のカワハギが釣れる。サイズは15センチ以下なのでリリースした。そのまま15時の沖上がりまで何も起きずに終了。
検量してもらって結果発表を待つ。26.2センチあればなんとか連続入賞記録は継続できると思っていたが……もう1隻の方でそこそこの型が出ていた。「第5位 ××さん 26.3センチ!!」。え~~~~~~~っ! 1ミリ差で着外に沈んで第6位。ちなみに第7位にも飛び賞で賞品があった。ツイてないぜと苦笑いするしかない。TKB44決勝の2匹で44.8センチよりはマシだが、2釣行連続でド貧果に沈むと、さすがに精も根も尽き果てた感じ。2015年のカワハギはこれにて終了!!
著者: へた釣り