TKB44予選に通ったし、かみやカワハギ釣り大会へのエントリーも済ませた。2015年のカワハギは序盤戦を終え中盤戦へ。今年は型でも数でも善戦している。ここまでを振り返ってあることに気付く。今年釣った良型カワハギの体色は白いままで怒ってない!! これが上手くいってる理由?
カワハギの群れの個体には順位があり体色や斑の明瞭さで優位魚の存在が分かる。最上位の(体が大きい)カワハギは群れに属するほかのカワハギを威嚇する必要がないので興奮状態になく、体表の斑が不明瞭で体色も白っぽいという論文を読んだことがある。釣れた良型カワハギの体色を見て、その群れにさらに大きなカワハギがいるかどうかを判断できるのでは?と体色や斑の明瞭さを気にするようにしていた。
今季に入ってからも29.2センチ、28.2センチ、ほかにも25センチ超を何匹か釣っているが、写真を比較すると昨年釣った同サイズの魚に比べて体色が薄く斑も不明瞭な気がしていた。撮影条件の違いがあるので、気のせいかな?と自信を持てずにいたのだが、TKB44ミナミ予選2戦目で釣った29.2センチは群れで最上位魚の可能性が高い。これがほぼ真っ白な状態でタモに入り、バケツに放した瞬間にストレスを感じたらしく体色も斑の色も濃くなったのを見て、カワハギを怒らせずに取り込めているのでは?と確信する。
今季と昨季とを比べて一番の違いは、良型らしき引きの後のバラシの確率。昨季は、また尺確実バラシたぁ~なんて釣行記を残しているくらいよくバラしていたのに、今年は良型を掛け損ねた記憶はあるがバラシた記憶がほとんどない。むしろあまり抵抗されずに巻き上げられるので、それほど大きくないのかなとがっかりしていたら、海面に現れたら意外と大きくて大慌てなんてことも。やり取りが急に上手くなることはない。とすると竿のおかげと考えるのが妥当だ。
良型とのやり取りが昨季までに比べてすごく楽に感じているというのは偽らざる手応え。良型なので重量感は当然あるが、竿をガコガコと急に叩かれてバレたり、抵抗の激しさに針が折れるんじゃないかとドキドキするシーンは確実に減っている。カワハギ地獄の閻魔大王様がメタリアカワハギMH-175を指して「メタリア(竹岡)MH」と呼んでいたが、メタリアカワハギMMH-175はMHより良型を怒らせずに獲りやすい「メタリア(TKB)MMH」なんじゃないかと思い始めている。
著者: へた釣り