気分屋である。竿を握っている間はニコニコしてるが、桟橋に降りた途端に仏頂面に変身する。昨日の釣行もこのパターン。船から降りるとラインを買い換える金がない→タチウオもアマダイもできないと凹みだす。一晩寝て頭をリセット! お金で解決できることならなんとかなるやろっ!!
昨日の最大のミスは、釣りの教科書に必ず書いてある「釣りをする水深の2倍の量の糸をリールに巻いておきましょう」という基本を無視していたことだと、アマダイスイーパーにしてキャスティング錦糸町店のM野名人に指摘される。釣りの最中に糸が足りなくなったという経験がこれまで一度もなかったので、自分には関係ないことだと考えていたが、基本を守っていなかったせいで、一釣行の半分以上の時間をすっかり無駄にしてしまったわけだ。
タチウオ釣りの水深は深いときには200メートルを超えることもあるらしい。とすれば400メートル巻いておくべき? そこまで深いポイントで釣るときは、巻き上げスピードを考えてフォースマスター3000MKを使うとして、フォースマスター400で狙う可能性があるのは150メートル以浅って感じだろう。とすると、300メートル巻いておけば、水深の2倍という基本を守っていることになる。タチウオと違って水面近くでラインがプッツンという状況は考えにくいが沖のウィリー五目でも水深150メートルくらいを釣ることはある。
二度同じ過ちをするヤツは阿呆である。というわけでフォースマスター400に300メートル糸を巻くことに。標準糸巻き量はパワープロデプスハンターで2.25号-200m、3号-140m、4号-100m。これからスプールの容量を計算する。
・2.25号-200mで計算すると、
0.248×0.248×π×200000÷4=3075.2π立方ミリメートル
・3号-140mで計算すると、
0.285×0.285×π×140000÷4=2842.875π立方ミリメートル
・4号-100mで計算すると、
0.330×.0330×π×100000÷4=2722.5π立方ミリメートル
・300メートル巻ける糸の太さ計算すると、
ちょうど直径0.2ミリ。PE1.5号(0.205ミリ)ということになる。
調べてみると激安品もあった。PE1.5号300メートルで950円+送料400円。アタバというブランドの物で中国製のようだ。これなら今すぐ買えるが……サバが掛かると切れたなんてレビューもあり、なかなか手を出すのに勇気がいる。格安のPEラインとしてよく勧められるのがよつあみのパワーハンター。もともと安いラインではない。メーカーの直販サイトでは1.5号100メートルが3900円で売られていたりするが、市場価格850円~1200円くらいが相場。300メートル買うと2500円から3600円。あと1000円から1500円払えれば、選択肢は広がる。巻き直すと決めたら、安いラインだと不安になってきて、結局、安いの買えないんだよね~。
著者: へた釣り