台風が発生したと思ったらほんの数日で日本に接近する。グアム沖で発生した台風20号は21日に関東に接近する。その日は、TKB44ミナミ予選の日。予報円の中心を通れば直撃ではないけれど、ウネリは東京湾まで届きそう。時化用の仕掛けを2セットほど準備して備えておくことにした。
オモリを底から切って、宙で誘って縦の釣りが希望なので、波が高いと思ったような釣りができない。船が上下してどこが底なのか分からなくなってしまうレベルの時化だとさっぱりお手上げとなる。そんなときは、底にオモリを着けてゼロテンション以下の釣りを選択するしかないのだが……もともと手感度、目感度ともに絶望的なまでに鈍い人なので、底で釣ることになった日のカワハギ釣りでまともな釣果を得られたことがない。
通常ならこんな日は釣行を断念するか、釣り物を変更する。でも、エントリー済みの大会となれば回避はできない。オモリを底に着けて勝負できる仕掛けを作ることに。時化のときはカワハギは浮かないことが多い。かといって底べったりではこの時期、ベラやトラギスにエサをくれてやるだけなので、下針の位置はオモリから20センチに、そこから8センチ刻みで28センチ、36センチの位置から針を出す。底すぎず高すぎずの位置に3本の針を密集させた。オモリを底に着けるとアワビ貼りブレードは効果がないので、下針とオモリの間に、ゼロ集魚板を入れておく。竿の操作でゼロテンション以下を維持できるように、ゼロ集魚板以下の捨て糸部分の長さを調整して対応してみるつもり。
著者: へた釣り