毎年カワハギ竿の新しいのが欲しいなぁと書きつつ、4年前に買った閃迅カワハギ極先調子を使い続けてきた。昨季穂先が折れて買い直すお金がないので先折調子なんて自虐をかましていたが、さすがに今季は新調する。リアランサーか、リーディングか…レジに持って行く直前まで悩む。
リアランサーは同シリーズのLTアジという竿がすごく気に入っているし、「リアランサー竹岡ハギ」って竿作ってほしい……俺が買う!!なんて宣言をしていたので、今のところ本命。MHを買うべきか、Hを買うべきかで悩んでいる。へた釣りの釣り方は宙でタタいて下げていってなので、普通に考えると宙層でタタキやすいHの方が適しているとは思うのだが、買える竿は1本だけ。宙では全く勝負できず、底で釣ることになったときにHでは掛けられないのではという不安がある。大きなカワハギが掛かったときに硬い竿だとバレやすい気もするので、オールラウンダーのMHを選んじゃいそうな気がする。
上州屋・神田駅前店で行われたチームステファーノのイベント後に、リアランサーカワハギ買うぞと宣言すると「(同じ時期に発売される)リーディング カワハギと比較して決めないと後悔しますよぉ~」と指摘される。比較してと言われても、触ってもよく分からないのにカタログスペックだけで分かるはずもないのだが……自重はリアランサーが79グラムに対して69グラムと10グラムも軽いし、1モデルなのでリアランサーと違ってMHかな? Hかな?と悩む必要がないのがうれしい。「穂先をよく折るへた釣りさん向けですよぉ~」というよく分からない勧め方もされる。リーディング カワハギは穂先着脱式なので穂先を折っても修理代が安く済むってことらしい。ただし、その分仕舞寸法が154センチと少々長くなっており、遠征時に使うロッドケースに収まらない。
リアランサーカワハギのお値段は3万6500円。消費税を足して3割引きで買えたとすると、2万7594円。竿は2万5000円までルールを少し上回っているが、まぁ目をつぶれる額である。一方のリーディング カワハギは3万4800円。同じ条件で計算すると、2万6309円。こちらも予算内ではないが買うのをためらう必要はない。どっちかを買う。この額ならお金も貯まっている。本当は両方使ってみたいけど、2本買うお金はないので、どっちかを選ぶしかない。レジに持って行くギリギリまでどっちにしようかなと悩むのも、へた釣りにとっては釣りの楽しみの一部だ。
著者: へた釣り