マゴチのゲストに横の人が40センチ級のでっぷり肥ったフグを釣り上げた。アカメフグと教わったが東京湾での呼称で、ヒガンフグが標準和名だと知る。調べてみると、フグはトラフグ、ヒガンフグ、ショウサイフグの順に高級で、味も美味だとされていた。食ってみたいなヒガンフグ♪
東京湾で主に釣れる食用のフグは、ヒガンフグとショウサイフグであるらしい。トラフグが釣れたという話を聞いたことはあるが、でっかいトラフグ釣れたらしいよとしばらく釣り人の間で噂になっていたくらいなので、幻の魚と考えてよさそう。釣り物として狙うことができるのがショウサイフグで、ショウサイフグに混じって釣れればラッキーといった位置づけなのがヒガンフグであるらしい。市場での価値や評価と釣り人の評価が一致している。ヒガンフグはショウサイフグより大きくなり、引きという点でも釣り人に喜ばれるようだ。
関西の方ではフグ=トラフグでトラフグ以外のフグを食べる習慣はないと思う。予算5000円くらいから食べられる激安のフグ料理屋でもトラフグを使っていると謳っている。東京に来てからトラフグ以外のフグも食べるのだと知った。冬の夜、打ち合わせに鍋でも食いながらとなった。フグなら喜んでもらえると思って安いお店を探して予約したら「フグはフグでもショウサイフグじゃね」と嫌みを言われた。あまりいい思い出ではない。「ショウサイフグじゃね」が尾を引いて、東京湾でこのフグを釣ろうという気が微塵も起きなかった。ヒガンフグ(アカメフグ)狙いならトラウマから解放される?
著者: へた釣り