変な物、無駄な物、人の一笑を誘う物を買うのが大好きだったりする。船上で真面目に釣っている人の横で「何やってるの? あの人」と蔑みの視線を浴びるとうれしくなっちゃうのである。本当は欲しいけど…価格の問題やさすがにこれは恥ずかしすぎて無理という理由で買えない物。
竿やリールを除く釣り関係のグッズで、今、一番ほしいのがルミカの「Birds iRod」という無駄に長いというか長すぎて扱えんのかいな?と不安すら覚える自画撮棒。3メートル、4.5メートル、7.5メートルとあるが、欲しいのは当然7.5メートルのモデルだ。7.5メートルあれば、あと1カ月もすれば始まるマゴチ釣りで海中の様子を撮影できる。そんな棒を海中にぶち込んだらマゴチが警戒してどこかに逃げてしまう気もするが、捕食シーンは撮影できなくても、海中でサイマキエビがどんな風に泳いでいるかを動画で確認できるはず。タナ取りのヒントにはなる。問題はお値段。「LUMICA Birds iRod 6G-7500」は2万4948円もする。普段は魚を持った写真を撮影するための自画撮棒代わりにも使えそうではあるが、普通の自画撮棒なら1000円も出せば手に入る。さすがに無駄遣いがすぎるかと買えないでいる。
フィッシングショーで見かけてう~~んとうなったのが「アキバサンダル」。夏場はサンダル履きで釣行する。これを履いて家から駅まで歩き、電車に乗って、船に乗って……ケモノ足風のデザインだけで人目を引くこと間違いなしな上に、歩くたびにキュピッキュピッと音まで出る(出ないようにもできるらしい)。わははは……かわいい女の子ならまだしも、これを履いてる自分を想像すると猛烈に不気味だ。気味が悪すぎてそんな自分を見てみたいような気もするし、死んでも見たくないような気もするし。相当の勇気とか覚悟がいるサンダルである。
著者: へた釣り