アマダイは1月中旬までにしようと決めたのに、今週末にアマダイ釣りプチ大会が控えているという間の悪さ。申し込んだ以上は出る。出る以上は諦めずに釣る。釣り方を修正しよう。2月のアマダイはトロいので、小突いてビュンよりタナふわふわがお好きなのではないかと想像し始める。
アマダイ釣りは底をトントンと8回~10回小突いて、竿先の位置を調整する。ビュンとシャクリ上げ竿の位置が水平になったときに待ちたいタナになっていることを狙う。水平位置までシャクったら10秒から長くても20秒くらい待つ。魚信の多くはシャクったあと仕掛けが海中に馴染むまでの間に出る。ただし、この釣り方が通用するのは1月中旬までで、本格的な低水温期になる1月下旬以降は惨敗し続けている。
昨季のアマダイの最後の釣行は3月9日。このときもボウズをくらったのだが、同船していたH賀達人とそのご友人の渚丸のアマダイ名人はしっかり大型のアマダイを釣り上げていた。H賀達人にヒントをもらったのを思い出す。「動かさない方がいいですよ」。そういう日もあるのかという程度にしか考えたなかったのだが、前回のアマダイに愛された男本日で終了釣行でもあまり仕掛けを動かしていない人が釣っていたという傾向があったように思う。
タナを底から仕掛けの約半分にあたる1メートルほど切って、そこでふわふわと強すぎない誘いを入れて、止める。待って魚信がなければゆっくり竿を1メートルほど持ち上げてそこからゆっくり落としていき、オモリが底に着いたらタナを取り直して最初に戻る。確かそんな釣り方だったと思う。小突いてビュンが元気なアマダイをリアクションで食わせる釣りだとすれば、タナふわふわは水温低下であまりやる気のないアマダイにそこまでトロいんなら食ってみよかと思わせる釣り方? いつも通りの釣り方だと大会でもボウズの予感しかしないので、タナふわふわを試してみようと考えている。
著者: へた釣り