おたくの気質として、これ欲しいとなると我慢できなくなる。小さくて隠しておける物ならこっそり買っちゃうのだが「艦隊これくしょん -艦これ- 駆逐艦島風内務科 折りたたみコンテナ」だと、こっそりとはいかない。仕方なく「釣り具の整理にこれ欲しい」とお伺いを立ててみたが…一蹴された!!
ぜかましちゃんのコンテナである。これがフィギュアだったりすれば、子供から何を言われるか分からないので、手に入れて愛でようなんて不届きな考えを抱くことはない。駆逐艦島風の艦影が側面にプリントされているだけで、特に萌えとか微エロ要素はない。これなら買っても大丈夫かなぁと余計なことを考えたわけだ。中にクッションを敷いて、乾燥材を入れて、リールの収納用に使おうと考えていた。「これ、欲しい」と言ってみたところ、妻1号の反応は「高っ!! ホームセンターで安いの探せば」。妄想上の生物である妻2号ならこんなこと言わないのだが、現実の妻は厳しい。
確かに高いかなぁとは思っていた。何もプリントされてない同等品の「薄型折りたたみコンテナ グレー 50L ロックフタ付」なら1707円で買える。「艦隊これくしょん -艦これ- 駆逐艦島風内務科 折りたたみコンテナ」の値段は6679円。その差、4972円。3.9倍の値段だ。これが不思議なことに、駆逐艦島風の艦影が側面にプリントされてないと、さほど欲しいとは思わないんだなぁ~。
最近、「週刊ビッグコミックスピリッツ」に連載されている特撮おたく女子の苦悩を描いた漫画「トクサツガガガ」を読んで、26歳のOLが他人目を忍んで、悪戦苦闘しながら特撮グッズを手に入れている姿に、なんだか妙に共感を覚えてしまう俺、48歳、2児のパパだったりする。
著者: へた釣り