「ワンシ-ズンカップ カワハギ部門」のトップ獲っちゃる!! と意気込みだけは立派だったけど…特大サイズはかすりもせず。まずまず良型の26センチ超え4匹を含めて17匹は今季最高の釣果。実力以上の出来なのに、これで文句を言ったら罰が当たるよね。でも、32センチ欲しかった。
1週間前から竹岡沖のカワハギが急に上向いた。しかも明日は雨予報なので、乗船締め切りになる前に慌てて羽田・かみやに予約を入れる。桟橋に着いてみると、既にカワハギ船は満席一歩手前。餌の準備をしていたデカッw船長に「左舷の前から2番目か、右舷なら前から3番目が空いてますよ~」と教えてもらう。船上を見渡すと右舷舳はY本名人。この人と魚の奪い合いをしても勝てる気がしないので左舷の舳2番に釣り座を決める。今日の潮先は舳のはずなのに、どうして艫の方から席が埋まっているんだろう? その理由は出航するとすぐに分かった。
船は1時間の航路で竹岡沖へ。思ってよりもずっと海が悪い。白波は見えるし、船の横から風を受けるので少しだけだが飛沫を被る。日差しもほとんどないので肌寒い。船が止まる。波の上下は宙での釣りが成立するかどうかギリギリな感じだった。仕掛けを付け替えるかどうか一瞬悩んだが試してみてから考えることにして枝間8センチの宙釣り仕掛けの一番上の針にホタテ星を付けて釣り始める。船の上下に合わせて竿を上げたり下げたりすればなんとかなりそう。
宙からのタタキ下げで着底させ、タタキを止めずに30センチほど底を切ってフワフワさせて待つという良型狙いのいつもの釣り方の波の高い日版。底位置を確認するため底までタタキ下げてから底を切る。オモリは浮いているのでトラギスやベラはかわせているが、どうにもサバフグがうるさい。ハリスを噛み切られまくる。サバフグは元気だが、カワハギの活性も悪くない。1枚目のカワハギが釣れるまでさほど時間はかからなかったし、その後もそれなりのペースでカワハギが釣れる。ただし、サイズはいずれも15センチ前後。やっとキターッといい引きがあったが30センチくらいのサバフグのスレ掛かりでタモ持って駆けつけてくれた船長もガックシ。5匹目でようやくまずまずサイズの26センチ。26センチでもこの時点での今日一なので、一応公式メジャーで計測してもらうw
その後も20センチ~27センチのカワハギがポツンポツンと釣れるが、尺超えキタァーーな魚信に恵まれない。タモの出番は一度だけ。根掛かり? あれ?巻けるぞ? オマツリかな? でも、誰も何も言わないな? 底のゴミでも釣ったかな? と頭の中を???だらけしながらリールを巻いていると、デカッw船長がマイクで「それ、タコでしょ!!」。抜ける重さじゃなかったのでタモですくっていただく。軟体動物恐怖症なので、すくってもらってからが大変だ。キャーキャー言いながら結局隣の人にビニール袋に入れるとこまでやってもらうことに(お礼はサバフグw)。死んだら平気なんだけど吸盤で吸い付いてくる生きてる軟体動物はやっぱり苦手だ。
最後まで魚信はまぁまぁ続いて、バケツの中はそれなりににぎやかなことに。ちゃんとエア抜きして沖上がりまで生かしておく練習をしているのだが、17匹も入れるとやはり何匹かはひっくり返っちゃうなぁ。おまけにカワハギは釣られた腹いせに鉄砲魚のように水を吐きかけてくるのでズボンをビチャビチャにされる。冷たいのでトドメを刺してやろうかと何度も考えたがこいつらに逃げるチャンスはない。あとは食われるだけの運命なので、水を吹きかけるくらいの仕返しは大目に見てやることにした。
ちなみに竿頭は31枚でY本名人。ビッグワン賞も29.5センチでY本名人だった。桟橋で話しているのを聞くと、波があったのでゼロテンション、ただしゲストがうるさいので下針をかなり浮かした場所にセットして釣っていたそうだ。へた釣りでいうところの漁礁仕掛けである。漁礁仕掛けの方が正解だったのかなぁ? でも、まぁ、へた釣りにしては釣れた方なので今日はあえて反省しないことにしよう。
著者: へた釣り