江戸前釣りアジ大会に参加して思ったこと。竿もリールも仕掛けも問題ない(と思う)。必要なのは大きなビシだ。海中に仕掛けを入れておける時間を少しでも長くする。これが魚信がほとんどない根に居付いているボスアジを釣り上げるチャンスを増やすために必須なのではないかと……。
一番現実的な方法は、オモリが付いてないアンドンカゴを買ってきて、ダブルスナップで40号のオモリをぶら下げるという方法。これならカゴの大きさは特大サイズまであげることができる。正確に容量を計算したわけではないが、愛用している「ワンタッチビシライト」の2倍~3倍近い量のコマセを一度の仕掛け投入で海中に入れることができそう。コマセをポロリポロリとこぼしながら、タナで待てる時間が2倍になるはずだ。オモリ後付けのカゴは船宿で借りて使ったことがある。根掛かりや仕掛け絡み(オマツリ)に苦しんだという記憶があるので、できれば避けたい方法ではある。
江戸前釣りアジ大会で横で釣っていたS藤達人のビシは、80号のアンドンビシを20号分切ったものだった。「60号のビシを使っているのでラインはPE3号にしてある」と説明していた。オモリの重さを船宿指定から変えるのは怖いので、80号のアンドンビシを買ってきて、40号分切ってみようかなぁと考えたのだが、調べてみると鉛は柔らかいので切れるが、カゴ部分の金具がオモリ部分に深くまで刺さっているようで、半分の重さになるまで切るのはかなり難しいらしい。60号のビシを買ってきて20号分切るくらいならなんとかなるのかな? 60号のビシだと大きさに不満が残っちゃいそうな気がする。
まだ諦めない。オモリなしのアンドンカゴを買ってきて40号分のオモリを溶かしてアンドンビシを自作するという方法もあると知る。ルアーの自作キットを使えば鉛はそう難しくなく溶かせるものであるらしい。「HOT POT 2」ならば火を使うことなく、コンセントに刺しこむだけで鉛を溶かせることは分かった。でも、鉛を溶かすと有毒ガスが出るって書いてある。有毒ガスは吸うし火傷したら大変!!なんてリスクを冒してまで大アジを釣るのもどうかなぁっと。
しつこいのでまだ諦めない。何かいい方法はないかと探してみると、大分のア・ネット コトブキヤに「オモリ交換式ステンカゴ」という商品があった。アンドンビシの下部にオモリをネジで付け換えられる物のように見える。ビシのサイズは直径6.4×高さ12.3センチなので、特大サイズではないが十分な大きさだ。ア・ネット コトブキヤは釣り具屋.JPという通販&コミュニティサイトを運営していたので、そこで手に入るだろうと検索してみたら……売ってない!! 製造中止なのかな?
著者: へた釣り