予選の本番でもないのにこんな日に行かないよなぁ~と自分のおバカっぷりを自嘲しつつ、羽田・かみやからTKB52の練習釣行。竹岡カワハギは予想通りの低活性な上に台風の影響なのか風あり波ありの悪条件。3匹釣れればよしと思っていたが、TKB寸法で68.5センチは今季最高記録。
朝起きて身支度を済ませ家を出た瞬間に、あ~あとなる。想像していたより風が強い。風鳴りがするほどではないが、街路樹が揺れている。船宿で受付を済ませると6番目。潮先になる艫から席が埋まっていっていたので右舷の胴に席を決める。その後も何人か釣り客が増えて右舷は6人に。こんな日並みの悪い日に釣り行く人はそう多くないだろうと思っていたが、かみやは私バカよね~おバカさんよね~な人たちの巣窟だってことを忘れていた。船は定刻通りに桟橋を離れる。
竹岡沖まで1時間と少しの航路。富津岬を越えるまでは釣りにならないほど海は悪くないように見えたが、海堡を過ぎた辺りから揺れが激しくなる。船が止まると強風が吹き付ける。北風を受けて南下していたので風が打ち消されていただけだったみたい。最初のポイントは漁礁の上。根掛かりしないように少し錘を浮かせて釣ってみたのだが、魚信は全くない。仕方がないので錘を着底させゼロテンションにするとすぐに魚信。まずはベラ。お次はフグ、そしてカサゴ。船中カワハギが上がったとのアナウンスがあったので、何か釣り方間違えてる?
底を2メートルくらい切ってタタキ下げる。竿水平の位置(底から錘1メートル)から、30センチ刻みくらいで錘が着底するまで誘い下げ、ゼロテンションで10秒くらい待つという釣り方をしていたのだが、錘を底に着けた瞬間にベラやトラギスにやられてしまう。1匹目のカワハギを手にしたのは釣りを始めて1時間経った9時半くらい。サイズは15センチだった。宙での誘いにカワハギが全く反応してない気がして中錘を足して底での釣りに切り替える。すぐに本日一の魚信。25.5センチ(デカッw船長に計測してもらった)のまずまずサイズのカワハギだった。
宙での釣りを諦めゼロテンション~少しタルマセ気味にして釣り続けるが、どうにも魚信が遠い。カワハギにアピールしながらゲストを避けようと、底でタタキを入れてみたのだが、仕掛けを止めた瞬間にアタックしてくるのはベラやトラギスばかりで、カワハギはいないんじゃない?って気がしてくる。軽く船酔いし始めたのもあり、誘うのを止めてゼロテンションで休憩していると……! カワハギが釣れた。サイズは19センチくらいだったが、3時間ぶりのカワハギ。とりあえずの目標だった3匹そろえることに成功した。「リミットメイク12時47分」と背後からデカッw船長の声。3匹釣れないかもと心配されてた?
もしかして、動かさない方がゲストを寄せずにカワハギをゲットできる確率が上がるのかも?と考えて、じっと待っているとすぐにカワハギ?な魚信。魚信の出方はカワハギっぽかったのだが、ちっとも引かない。なんだろ?と思って巻き上げてみると、カワハギの最小記録を更新した。全長6センチ。そりゃ引かないわけだ。リリースしちゃったけど、魚拓取っとけばよかったかもと後悔。
仕掛けをあまり動かさずに待つ。魚信があっても慌てずに少しタルマセてからアワセるようにするとすぐにもう1匹、24センチとまずまずサイズだった。さらにもう1匹19センチのを追加し、強風のため14時に早上がり。カワハギは、25.5センチ、24センチ、19センチ、19センチ、15センチ、6センチで6匹。6センチのは当然として、15センチのもバケツで元気に泳いでいたのでリリースしてお持ち帰りは4匹。3匹合計長のTKB寸法だと68.5センチ。宙での誘いにカワハギが反応してくれない低活性時の釣り方がちょっとだけ上達したような気がするので、本日の練習は成果ありだったと思う。
著者: へた釣り