江戸前釣りアジ大会は3匹の合計長勝負。想像するに平均尺の90センチくらいが船ごとの上位入賞ラインになると思われる。アジで尺狙いの方法ってあったかな?と過去の釣行記を読み直してみたが、尺アジをほとんど釣ったことがないことに気付いて愕然とする。何か手はないのか?
昨日の江戸前釣り大会の練習釣行は、大会の練習という主旨からすれば、大きいのを3匹狙うべきなんだったんだろうが、最大サイズは25センチ。船中では35センチ級のアジが分かっているだけで3匹は釣れていたのに、へた釣りの竿に良型と思しきアジの魚信は一度も訪れなかった。運が悪いだけではない。良型アジを釣る(釣らない?)秘訣らしき物がありそうだと薄々気付いたのが、昨年9月のかみやアジ釣りプチ大会。このときも船中30センチ超えのアジがバンバン釣れていたのにへた釣りの記録は26.5センチまで。わざと大型を釣らずに中型を選んで釣っているとしか思えない。
へた釣りのLTアジ釣りの欠点は、竿を動かしすぎることだと思う。タナで30秒待って魚信がなければ竿先を海面まで下ろしてウィリーの要領でコマセを振り出す。タナの1メートルから50センチ下でコマセの煙幕を作って、竿が水平に戻ったところで待つ。この方法で釣り始めてから数で惨敗したことはないのだが、良型が全く釣れなくなった。調べてみると良型アジはコマセに突っ込んでこないと書いてある。つまりマメにコマセを振れば振るほど良型が遠のいていくってこと? 言われてみれば尺アジを釣っている人は置き竿のことが多いなぁと思い当たる。
問題は船の上でじっとしてられないこと。じっとして勝手に釣れるより、動かしまくって前のめりに撃沈が好みではあるが、大会に出る以上は勝負くらいはしてみたい。で、見つけた方法が……タナで置き竿にして、ラインを摘んでチョンチョンと少しずつコマセがこぼれるように引っ張り続けるという釣り方。本当にそんな方法で釣れるの?って気がするが、指だけとはいえ動かしてられるので一応覚えておく。さらに餌の工夫もありみたいだ。アジ釣りに使う赤タンは5ミリ角くらいのサイコロ状のことが多いが、薄く削いだ5センチくらいの長さの物が有効であるらしい。さらに、サンマの身餌も良型アジ狙いに効果があるとか、ないとか。一発逆転狙いに餌を用意していこうかな。
著者: へた釣り