「インターラインはメンテナンスが面倒ですよ~」と言われた。長くて筒状になっているインターライン竿の内部ってどうやって手入れするんだろう? どうやら毎回分解して中をきれいに洗わなくちゃいけないようだ。確かに面倒? でも、初めてだったから面倒どころか、超楽しい作業だったw
釣行当日、帰宅してすぐにエントランスガイドから水を1分間くらい流しこんで中に入った海水を洗い流した。これで大丈夫だろうと思っていたが、ネットで調べてみると、内部をきれいにして乾かしておかないと糸の出がものすごく悪くなっていくものらしい。ちゃんと分解して洗うことにする。トップガイドがネジ式になっているので外し、竿尻の栓も外すと、4本継の3本までが出てくる。もう1つ栓があるのでこれを外すと竿は4本に分かれる。部品がなくならないように気をつけなくちゃね。
ホースから竿の内部に向けて水を流しこむ。竿をクルクル回しながら汚れが残らないようにする。これで洗浄完了? インターライン リーガル 2号-42の内部は耐久撥水加工が施されているらしく、これを維持することが性能を保つのに大事らしい。でも、1釣行しただけだし、この竿はマゴチ用。フカセ釣りなど軽い錘を使った釣りをする予定はないので、それほど神経質になる必要はない? 一応、ダイワ純正の「超撥水ドライスプレー」というのがあることを確認しておく。でも、高い。同じような効能を見込めるシマノの「インナーガイドアクティブスプレー」の倍近い値段がする。ダイワの竿だけどシマノのスプレーでも大丈夫かな?
あとは乾かすだけなんだけど、竿の内部を覗いてみると、水滴がたくさん残っている。撥水加工が効いているようで、水滴が球形になっているのを視認できてちょっぴり感動した。インターラインロッドの中には竿とラインの接点を少なくするための微小な凸凹が無数にあるらしくその凸凹に水滴が貯まるのか、振ってみたり回してみたりしたが水滴がなかなか減らない。吹き矢のように息を吹き込んで水滴を飛ばしちゃうのが一番手っとり早かった。水滴が見えなくなるまで吹く。喫煙で弱った肺活量の訓練にもなりそう。
竿の中を覗き込んで、水滴が見えなくなったら陰干し。といっても干している最中に倒れて傷が入るのは嫌なので、いつも竿を差してある段ボールの箱に無造作に入れただけ。2、3日このまま放置しておけば乾くと思う。面倒ってほど面倒な作業ではなかった。本当は内部の塩の除去することを考えると、ぬるま湯を使って洗浄した方がいいみたいなので、今度この竿を使ったら、一緒にお風呂に入ろうかなぁなんてことを考えていたりする。
著者: へた釣り