同船したことがある人は気づいているだろうが、これだけ釣りに行っているくせに魚を触るのが苦手である。おっかなびっくり触るものだから余計魚が暴れて針を外すのに手間取ったり、手を怪我したりする。夜アナゴ釣りは魚を素早く外すことが大事らしい。イヌさんに噛みついてもらおう。
夜アナゴ釣りで素早く針を外すのが大事な理由…クネクネと長い体をくねらせて意外なほどに力強く暴れるせいで、仕掛けがグチャグチャにされるからと考えていたが、どうやらそれではではないらしい。2本針のもう1本の針がアナゴが暴れると手に刺さって危険だからというのがもう1つの理由。釣り上げたらすぐにタオルで首根っこを掴んで暴れないようにする必要がある。
タオルで魚を掴むのがあまり好きではない。タオルに針が刺さると抜くのが面倒だから魚を掴むのに使わないようにしている。グローブでそのまま魚を掴むことが多いのだが、アナゴのヌルヌルがグローブに付き、そのまま竿やリールを触るのは避けたい。安くてアナゴを掴むのによさそうなもの……あった。マルシン漁具の「おさかなガブリ」。しっかりアナゴを掴めそうだし、針が刺さるということもなさそう。
と、原稿を書いてすぐに買いに行った。500円はちょっと高くない?と一瞬ひるんだが、買ってしまった。ちょうどアナゴくらいの太さの物がホースしかなかったので、ホースを掴んでみる。相手がヌルヌルじゃないので実際アナゴを掴むとどうなるかは分からないけど、ホース相手ならグリップ力は抜群♪ 普段は子供が魚を掴むとき用に貸してあげようと思う。
著者: へた釣り