今シーズンは1釣行当たりのノルマを3匹に設定した。2戦目もあっさりとノルマを達成した。それも午前中のうちに。残り時間を考えると5~6匹ペースだったのに、午後休をとって追加はなし。なんて向上心のないヤツだと自分を罵りたくなるが、釣れないんだもん。ダメなマゴチ釣り師の俺w
朝起きて家を出ると、あれ?こんな予報だったっけ?という強風。駅に向かう道には壊れた傘が数本落ちていたので、昨晩から相当吹いたみたいだった。おまけに肌寒い。羽田・かみやから今季2戦目のマゴチ。送迎バスで「2隻体制になった」と教えてもらう。2隻ってことは混雑するのかなぁと桟橋に着いてみると拍子抜け。デカッw船長の船にも空きがあった。風は東でずっと下げ潮なので右舷有利。風が予報と全く違うので合ってるかどうかは定かでないが、右舷の舳から2番目が空いていたのでそこに釣り座を決める。
風が強いってことは海の状況はよろしくない。1時間ほどかけて富津沖へ。船長からのアナウンスは「沖は波があるのでこの辺からやってきます」。水深は8メートルくらい。ちょっとバシャバシャしているが、すごく釣りにくいというレベルではない。タナのキープは少ししにくいけどなんとかなる。大艫の光圀ちゃまにまずは1本。舳先のニセ光圀ちゃまにもデカッwが1本。狙ってたポイントではないみたいだが、それでもモーニングサービスはあるもよう。この流れに乗りたいところだが、少し出遅れる。
へた釣りの竿に最初の魚信があったのは開始1時間くらい経った9時過ぎ。教科書通りにクイックイッと竿を引きこむ。食いが浅いとニセ光圀ちゃまが言っていたので、慌てず焦らず大きく引き込む本魚信を待つ。1分くらい粘ってようやくグイッグイッな大きめの魚信に。1匹目を逃すとその日は釣果に恵まれないことが多いので、まだ待つ。グゥーンと竿先が引きこまれるのを待って、どりゃぁぁぁあ!! 乗ったぁぁぁあ! 竿が曲がるぅぅぅう!! やった~♪と思った直後に、うそ~んな出来事。なんとリールが外れた。外れたリールを左手で押さえつつ右手でハンドルを回す。マゴチは無事に船長の構えたタモの中に。46センチ。「そういうド素人いますよね」とデカッw船長から冷ややかなお言葉をいただく。ド素人と言われても返す言葉がない。
リールをちゃんと止め直して、釣りを続けたがとにかく魚信が遠い1日だった。次の1尾がこれまたド素人ならでは。餌を確認しようとリールを巻き上げ始めるとなんか微妙な手ごたえ。イカかな?と思ってゆっくり巻いていると海面まで1メートルのところで急にガッガッガッと暴れだす。42センチのマゴチだった。1尾目はリールが外れ2尾目は巻き上げ中にマグレで針掛かり。釣れてはいるが釣ったって気がしない。おまけに3尾目がこれまた「イカ~♪」と船長を呼んでおいて海面に姿を現したのは35センチのデカッwマゴチ。それでも11時15分にノルマの3匹達成。
あとはもうず~と沈黙。竿頭は5尾。十分狙えるペースだったのに、困ったもんである。釣りに集中せずに頭の中は神経絞めのことばかり考えていたのだからそんな邪念だらけの竿にぶらさがっている餌にマゴチは食いついてこない。下船する直前にエラを切って血抜きし、まだ生きている状態で桟橋に持っていき神経絞め。冷やし過ぎてはダメと教わったので、ペットボトル氷を1個だけ買って、クーラーに入れてお持ち帰り。おろしてみたら、こりゃ美味いに決まってるよねなプリプリの透明な身が現れた。今から食う!!
著者: へた釣り