どうしちゃったんだろう。2014年に入ってから大漁経験がない。沖のウィリーなら裏切らないはずと思っていた。洲の崎を通り越しさらに南の沖の瀬まで行った。でも……釣れねぇ。ウィリーでは釣れる気すらしなくなって餌を付けて晩御飯は確保したけど……クーラー3分目で撃沈したよ。
天気予報がころころ変わり、ポイントまで行けるのかなぁと不安を抱えて家を出る。明け方には止むはずだった雨が降り続いており、ときどき雨足が強くなる。でも、この時点では暗雲立ち込めるとは感じていなかった。金沢八景・一之瀬丸に着くと、本日は出船確定で受付してもらえる。席は右舷の胴。雨に濡れながら用意をしてくるうちにテンションが上がってくる。沖のウィリー五目は裏切らない…はず! 目標、クーラー満タン!! 船は桟橋を離れ、1時間と少し走ってポイント到着。本日ハイテンションだったのはここまで。
沖の瀬というポイントだと説明を受ける。洲の崎沖よりも南なので魚影は濃いはず。魚がクーラーに入りきらなかったらどうしようなんて甘いことを考えながら仕掛け投入。水深は80メートルくらい。船長から「底5メートル~7メートルで。ウィリーにもオキアミ付けてくださいね」という指示。探る幅が2メートルと狭い上に餌付けの指示。活性がかなり悪いときのパターンだ。でもってへた釣りはいつものように餌付けの指示を無視してウィリーで釣ったる!!と休まずにシャクる。……魚信がない。全くウィリーに触れてくる気配がない。
FishingCUBE mini+TSUCHIYA WORKSのワニグチアダプタ+スーパーAIRコード+フォースマスター400という超ライト電動環境のデビュー戦。想像していた通りどころか想像以上に快適だ。シャクる最中に電源コードがリールにつながっているということをほとんど意識しなくて済む。手巻きリールでウィリーをやるのと同じ感覚だ。快適にシャクれる環境を手に入れたのに肝心の魚信が……やっとあった。重いしよく引く。マトウダイかな?と喜んだが海面に姿を現したのはでっかいミズフグ。その後も魚信があればミズフグで、魚信も出さずに針だけなくなっていることも。テンション急降下。
船長はミズフグを避けてポイントを移動してくれるのだが、どこに行っても元気なのはミズフグだけの時間帯が続く。ウィリー針にも餌を付けている人にはポツリポツリとオキメバルが釣れているのを見て、ウィリーをギブアップ。餌を付けてみる。ようやくオキメバルが釣れるようになったが、追い食いは発生せずに単発で何往復もシャクってやっと釣れるという感じ。船長に話を聞くと「2日前から2度くらい水温が下がってオキメバルの活性が落ちてしまった」らしい。釣れれば25センチ前後と型はいいのだが、数は全く期待できない感じ。沖上がりの時間までオキメバルの食いが立つことは一度もなかった。
オキメバルの代わりになんだか元気だったのがウマヅラハギ。オッといういい引きこみをしてくれる魚はウマヅラハギだけだった。35センチ級のが釣れ盛る時合もあった。ウィリー(餌付きw)五目なので、飽きない程度に魚信はあったがシキシマハナダイやヒメ、サクラダイなどキープできない魚ばかりで本日終了。クーラーに収まったのはオキメバル6匹とウマヅラハギ4匹だけ。もしかして、沖の瀬とは相性が悪いのかも。カイワリも沖の瀬にはあまりいないらしいし……。なんだか不完全燃焼なので、2014年初の大漁を期待して来週も沖のウィリー五目に出撃するつもり。
著者: へた釣り