大時化のときに船べりの穴に差しておいたカワハギ竿を根元からボッキリと折ってしまい、釣りどころじゃない絶望感を味わった。以来、竿置き&竿立てを必ず持って行くようにしている。ポイントに着くまで錘などは接続しないようにも。今使っている物よりも「フリースタンドLT」が便利そう。
竿が折れてしまった理由はこう。船が波の上を跳ねて、船べりのタナに置いてあった錘が落ちた。で、その錘が水の入ったバケツの割れた部分に何かの拍子にカラミつき、バケツが動く力に耐えられなくなって船べりに当たっていた竿の根元の部分から真っ二つにボキッ!! 映画の「ファイナル・デスティネーション」シリーズ並みにいろんな要素が組み合わさっての事故だった。竿が折れる音は船室の中でもはっきり聞こえた。窓から外をのぞくと竿がない。このときの絶望的な気分といったら……もう二度とこんな思いはしたくない。
それ以降、へた釣りが釣りに持って行く道具に竿立ての「フリースタンド」と錘やビシを置いておくのに便利な「置太郎」が加わった。フリースタンドには竿を買ったときに衝撃保護のために付いてくるスポンジを使って、竿が擦れないようにしている。船べりの穴に竿を差すよりも傷がつかないのでお気に入りだ。竿置きとしては竿受部がしっかりしている置太郎の方が使いやすい。ポイント移動中はフリースタンドに竿を立てて置太郎に錘を置く。釣っている最中は置太郎を竿受けとして使うという風に使い分けている。
問題は荷造りの段階ですごく嵩高いこと。荷物が多い釣りだとどちらかを持って行くの止めようかなぁと考え、実際に止めることもある。その場合、フリースタンドだけ持って行く。フリースタンドLTならフリースタンドに立派な竿置き機能が付いていることになるわけで、これ1つで十分となるような気がする。コンパクトに折りたたんで持ち運びできるようだし、尻手ロープを接続する輪っかも付いているし、取り付け有効幅が130ミリとどの船でも問題なく設置できそうだし。竿置き&竿立ての決定版ってフリースタンドLTじゃね? 値段は3400円…ちょっと高いかな?
著者: へた釣り