宙でカワハギの魚信を弾き、底では掛けそこないを連発。柔らかい竿が欲しいという欲求が切実なものになっているが……先立つ物がない。貧すれば鈍するでは当たり前すぎて面白くない。貧乏は発明の母といかないものかと。リアランサーLTアジでカワハギを釣ったらどんな具合かな?
な~んか、今シーズンはカワハギ釣りが上手くいってない気がする。昨シーズンは14戦して146匹釣っているので、1釣行あたりの平均は10.4匹。今シーズンはというとここまで9戦して74匹。平均すると8.2匹。25センチ以上の良型の数を数えても明らかに昨シーズンの方がいい。底での釣りが全然ダメなのは昨年も今年も同じ。では、何が違うかというと、宙でカワハギらしい金属的な魚信があってもことごとく弾いてしまっているせいではないかと。もともと積極的に掛け合わせていく釣りは目感度&反射神経に自信がないのでしていない。魚信があったら少しずつ竿を下げて(カワハギを下に向かせて)、ゆっくりアワセるという釣り方をしている。昨シーズンの後半はこれでうまくいっていたが、今シーズンは……全くダメ。
で、余計なことを考えた。弾くってことは竿先が硬いせいではないかと。でも、カワハギの魚信を取れないと釣りにならないので、穂先が柔らかくて感度もいい竿……持っている竿の中でこの条件に当てはまるのはリアランサーLTアジだけ。天秤吹き流し仕掛けでヒイラギの魚信をビンビンに竿先から手元に伝えてくれた竿なので、閃迅カワハギ並みにとは言わなくても、ちゃんと魚信は取れそうな気がする。全長160センチだし、錘負荷30~50号なので、使えなくはないと思う。問題は6:4調子でしっかりカワハギの口に針を掛けられるかだが、ナノスムースコートの針を使っているので何とかなりそうな気もする。
宙で良型のカワハギをオートマティックに針掛かりに持ち込めれば…バラシも少なくなりそうだし、試してみる価値はある? というわけで、今週末、LT竿を持ってカワハギ船に乗り込んでいる人を見かけて馬鹿だなぁ~と思っても、生温かい目でそっとしておいてあげてほしい。
著者: へた釣り