一生に一度しかないような特殊な状況でカワハギを釣ることになった。この日はKFC定例会のアオリイカ船の日、カワハギの乗合は超満席。「ポイントはほぼ一緒だからKFCの船に乗れば」と異次元・E本さん&H賀達人に言ってもらって、KFCのアオリ船でお一人様カワハギすることに♪
へた釣りが予約を入れた金曜日の夕方時点で羽田・かみやのカワハギ乗合船の予約人数は1名。つまりへた釣り以外は誰も予約していなかったわけだ。これはゆったり釣行できるかもと喜んだ。ところが、土曜日の夕方に予約状況を確認すると17人。桟橋に着いてみると……カワハギ乗合はなんとなんとの26人。スーパー舳にまで木製の椅子を入れての超満員船。で、KFCの皆さまのご厚意に甘えてアオリイカの隅っこでお一人様カワハギさせてもらえることに。しかも右舷の舳まで開けてもらったのだから、感謝してもしきれない。
何といっても、カワハギ釣りをするのはへた釣り1人なので、船の下にいるカワハギは全部俺の物!!!!なわけだ。調子に乗って「目標40匹!」なんて腕に見合わぬ大望を抱いて船は大貫沖あたりへ約1時間。最初のポイントは水深25メートルくらい。アオリイカ狙いで根の上を釣ることになるので、底を1メートルほど切ってフワフワ誘うと、すぐに餌に魚が触れてくるような感触がある。これはマジで40匹いっちゃうんじゃない! アワセも決まって巻きあげてみると…ベラ。続いてダブルでベラ。その後もベラ…ベラ……ベラベラ。なんとか1匹目のカワハギをゲットしたのは9時すぎ。
錘を底から離してもベラの猛攻が続く。ひょっとしてこれもアミノ酸パワー? ベラが釣れないように2メートルほど底を切ると今度は魚の反応が全くなくなるのであるから、ベラを釣り続けるしかない。しかも、船上でカワハギ釣りをしているのは…1人。底周辺にいるベラを一手に引きうけているような状態だ。底でタタいてなんとかベラをかわして、忘れたころにカワハギが釣れるという感じ。カワハギ乗合船ならここまでゲストが活発だとポイントを移動してもらえるのだろうが……この船はアオリイカが本命。エギに抱きつかないベラがどれだけいても移動してはもらえない。
咳をしても一人ほどの寂寥感はないものの、ベラばかり1人で釣り続けるのは寂しいものである。ポイントが変わってもベラがトラギスに変わるだけだったり……。そんな寂しそうなへた釣りを憐れんでか、異次元・E本さんがカワハギ釣りをちょっとだけ付きあってくれる。やっぱりベラとトラギスばかりで1時間ほどでアオリイカに戻って、しっかり本命ゲットしていた。続いてH賀達人もカワハギ釣りに付きあってくれる。H賀達人は運のいい人なので、この日一番のカワハギ比率が高いポイントで竿を出して、あっと言う間に2匹。しかも26センチの良型まで釣っていた。へた釣りもここでポチポチ追加できて、なんとか8匹。
こうなると気になるのがカワハギ乗合の釣果。25名(1名船酔い)で船中217匹なので、平均8.7匹。……乗合船の平均に届かなかったorz でも、まぁ、オマツリを気にせずゆったり釣れたし、KFCの達人さんたちとお話できたし、1日に釣ったベラとトラギスの数ならダントツで過去最高だったしで、釣果はアレだが面白い釣りができた1日だった。どエロ(自称:ダンディ)な黄門ちゃまからブログに黄門ちゃまと書かない代わりにアオリイカを1杯もらう約束だったのだが、もらえなかったのがちょっぴり残念w
著者: へた釣り