アサリを剥いて、アミノ酸を混ぜて「これなら釣れるぜ、フフフフフ」と昭和の悪役っぽくほくそ笑むのが楽しくなっているかも。今週もハギポンを調合し、狙うは世界征服ならぬTKB51制覇。やってることが幼稚園のバスを襲う並みに野望達成に向かってないところも昭和の悪役っぽいかもね?
ってなわけで本日の「これなら釣れるぜ、フフフフフ」レシピ。1つはアラニンが香港から届いたので、アサリに含まれるアミノ酸の含有率を再現してみた。グルタミン酸(味の素)4:アルギニン2:アラニン2:グリシン2強:プロリン1。スプーンでアサリの剥き身汁に溶けなくなるまでこの比率で入れ続けてみる。飽和アミノ酸液を作っているわけだ。溶けなくなったら冷蔵庫で約20時間漬け込む。塩は入ってないので長時間放置してもそれほど締まらない。締め足りないなってときは船上でカワハギ職人で締める。
もう1つほぼアルギニン飽和液で漬けたアサリを用意してみた。先週の釣行でカワハギはアミノ酸に反応するが、その中でも特にアルギニンによく反応するのではと感じたので、ならばアルギニン超増し増しならどうだろうと考えたわけだ。アルギニンはニンニクに多く含まれるアミノ酸なので、すりおろしニンニクを添加したときも釣果がよかったことの説明がつく。アルギニン飽和液で釣れるのならほかのアミノ酸を買う必要がなくなり、ハギポン調合をコストダウンできるという経済的な理由もあり、あえてアルギニンだけ添加した物を用意してみた。
あとは船宿で剥いた餌はほとんど手を加えずに比較対象にしてみようと考えている。ところで、かみやのカワハギ大会でもらったダイワの船バックは……アサリ加工用のアミノ酸や市販の添加剤入れになってしまった。ライフジャケット運搬のために釣行はトートバッグの方が便利なので、もったいない使い方だとは承知しながら、使わずに車庫に放置してあるよりはいいかなぁ~っと。
著者: へた釣り