ハギポン効くかも!? 実験回数1回なのであくまで「かも!?」の域を出ないのだが、これって相当効いてるんじゃない?と思われる結果がいくつか。あまりカワハギの活性がよろしくない上にウネリで釣りにくい竹岡沖でへた釣りごときがツ抜けしたのであるから、ハギポンのおかげだと思う♪
本日はTKB51予選もあったため、羽田・かみやのカワハギ船は2隻出し。送迎バスを待っていると、TKB51予選を転戦中のYOKOさんと出会う。カワハギ師匠の一番弟子ということはへた釣りにとっては兄(姉?)弟子のOさんにも。さらには大会のお手伝いに来たあべなぎささんまでバスに乗り込む。美女ぞろいでなんだか得した気分。ただし、3人ともTKB51予選の船。通常乗合の方は空いてるんじゃないのと考えていたが、甘かった。受付した時点で12人目。そのあとも釣客がたくさん来たので、片舷10人。ウネリを嫌ってか左舷舳の2番目が空いていたので迷わず釣り座を確保。YOKOさんにはハギポンの実験に参加してもらうため、餌を少しお裾分け。
船は竹岡沖に一直線。富津の岬が見えた辺りから飛沫を被り始める。釣りにならないレベルではないが、思っていたより風が強く、海も悪かった。竹岡沖にはカワハギ船が集結していた。ハギポンに漬け込んだアサリをアミノシュリンクでヌメリを取り、さらに賢者というアミノ酸含有率93%の添加材に船宿からもらったアサリを漬ける。賢者に漬けたアサリは、黄色くなりカレー味のアサリのような色に。事前に賢者はアサリが硬くなりすぎるので注意と教わっていたのだが、30分漬けてもさほど硬くはならず大丈夫だった。3本針の上からハギポン、賢者、ハギポンの順に餌を付けて釣り開始。
へた釣りにしては珍しくスタートダッシュに成功した。開始15分でサイズは15センチとあれだが1匹目をゲットし、開始1時間半の10時の時点で8匹。時速5匹ペースなので悪くないどころか上出来の滑り出し。ウネリで船が上下し底での釣りしかできないことを考えると、上出来どころか出来過ぎ。舳にいたのはTKB51予選を同じ日に同率3位で通過した極鋭1234使いの達人さんだったのだが、10時の段階では2匹しか釣れていなかった。腕は明らかにへた釣りより上なので……この釣果の差は、ハギポンが効いているとしか思えない。アミノ酸は効果があるということを初めて実感できた。
その後大きくペースダウン。サバフグの入れパクに苦しみ、トラギスやベラの猛攻のおかげで飽きない程度に竿は曲がるのだが、肝心のカワハギがちっとも針掛かりしなくなる。ちょうどツ抜けを達成したのと同時にハギポン餌が売り切れる。その後急に舳の達人さんがいいペースでカワハギを釣り始めたのであるから、ハギポンには横の人の魚を奪うという大会では実に有用な効果があるのかも?と考えたくなる。船は竹岡沖に見切りをつけて海堡に移動。ここで5匹追加して全部で15匹。最初のペースを維持できればもっと釣れたはずだが、今季2度目のツ抜け達成なので、素直にうれしい。次はハギポン餌を切らさないように十分用意しようと決める。
帰港後、YOKOさんに「あの餌、効きましたよね?」と確認すると、「もらった餌で本日最大の24センチが釣れました」と言ってもらえる。数粒しかお裾分けできなかった餌で、ちゃんと結果が出たのだから、これはこれでうれしい。ただし、Oさんからは「どうして、私にはくれないの!!!」とお叱りを受けることになる。効果があるかどうか自信がなかったし、自分の分も足りなかったくらいなので…ご容赦。カワハギはアミノ酸(特にアルギニンに反応するのでは?)という手ごたえをつかんだので、アルギニンだけ添加した物と今回と同じ配合(グルタミン酸2:アルギニン2:グリシン1:プロリン1)の物と2種類用意して、来週も実験してみようと決める。TKB51決勝までにハギポン完成するといいのになぁ~。
著者: へた釣り