アオリイカで潮の色とエギのカラーの相関を覚えようとしていて、あれ?っとなる。落ちていくラインが水深2メートルくらいまで見える澄み潮とコーヒー色した濁り潮くらいは判別できるが、薄濁りとかやや澄みとかどうやって識別するの? カワハギでも潮の色って大事みたいなんだが…。
潮の色……へた釣りは気にしようもないのだが、これまでにも何度か、潮が濁っているからとか、澄んでるからと釣果の説明のときに船長から聞かされたことがある。カワハギでも、潮が濁るとベラなどのゲストまで含めて活性がよくなくなるらしい。難しいこと考えたらアカンね釣行で水深の浅い大貫沖はゲストまで含めてさっぱりだったのは潮が濁ったせいなんだろうか? カワハギの場合、底荒れすると浮いてくると聞いたことがあるが、この日は宙を探ってみてもさっぱりだった。潮が濁ると底荒れするは全く違うことを指しているのかな?
目安として沖から陸に風が吹くと濁り潮に、陸から沖に向かって風が吹くと澄み潮になりやすいと説明されている。海堡~竹岡沖だと、南西の風は濁り潮って覚えておけばいいのかな? 言われてみれば、投げ釣りでも沖から陸に吹く風(向かい風)は、打ち寄せる波を高くし海底の砂を巻き上げ魚を岸から遠ざけると聞いたことがある。逆に風を背にして釣れる追い風のときは飛距離も伸びるし波も風で打ち消される。魚も岸に寄ってくるので釣りやすい。
強風によってもたらされるウネリの有無が濁りをもたらすことも考慮しなくてはいけないようだ。大きく海面を上下させるウネリは結構深い海底の砂泥を巻き上げるみたい。強い風が吹いた翌々日くらいまでは、ウネリで巻き上げられた濁りが残っていることが多いと考えていいのかも。ウネリが水深何メートルくらいまでに影響があるものなのかは定かでないが、巻き上げられた砂泥は潮の流れに乗って広く濁り潮を発生させるという認識でいいような気もする。
以前読んだ「防波堤釣りの極意」という本で、潮の色を見てその日の釣果を言い当てる達人さんがいるという話が書いてあった。そんな達人さんの域には近づきようもないので、屁理屈を導入して、潮の濁りを予測してみようと思う。これでうまく行くかどうかは……。
1)ウネリを発生させる強風が2日以内に吹いた
2)南西の風が続いている(東京湾の場合)
3)昨日まで雨だった(川から濁りが入る)
4)仕掛けを落としたとき錘がいつもより早く見えなくなる
5)底棲魚であるゲストの活性も含めて低い
各1点で、本日の濁り具合は1~5点で判断できるようになる気がするが、どうだろう? 正解を導き出せないまでも目安くらいにはなるかな?
著者: へた釣り