台風一過で晴天&凪。ニンニク増し増しアサリを仕込んで、意気高々と羽田・かみやのカワハギ船へ。船長はこの釣りで相性のよいデカッw船長。TKB予選は昨年も今年もデカッw船長のときに突破している。なぜか空いてた左舷舳で、悲願の今季初ツ抜け。あと1匹でWツ抜けの19匹♪
ニンニク増し増しアサリを持っていくことを事前に告知してあったので、桟橋に着くなり、いろんな人から鼻をつまんで「臭い、臭い」とからかわれる。まだクーラーから出してないのに…これって、イジメ? 今に見てろ!! ニンニクパワーで一人爆釣して、来週のカワハギ大会には、みんなしてニンニク増し増しアサリを持って来ざるを得ないようにしてやる。アサリにニンニク臭を付けるという行為、磯や堤防で使う配合コマセにニンニクが入っていることはよくあることなので、さほど特別なことはしてないつもりだったのだが、船釣りの常識の範疇にはないようで……「臭い、臭い」とイジメられ、しゃちょう船長からは「何? ニンニクを餌にして釣るの?」と言われる始末。ニンニク、ニンニクと騒いでいると、針に直接ニンニクを付けると思われてしまったようだ。
台風が去ったばかりで今日は空いているだろと思っていたら、なんと総勢18人。ウネリで船が上下するのを嫌ってか、席は艫から埋まっている。おかげで舳が空いていた。風は北寄りで潮は小潮と干満は小さいが、それでも11時の満潮までは上げ潮なので、舳が潮先になるはずなのだが……。間違ってるのかな?と不安になるが、せっかくだから左舷の舳に釣り座を決める。足元が斜めになっていて立ちにくいという問題はあるものの、潮先に入れることなんて滅多にないことなので、ラッキー♪ 船は竹岡沖に1時間で到着。
釣り始めてからの2時間。デカッw船長から「神がかっている」と言われた怒涛のラッシュ。底を50センチほど切って、フワフワさせていると、すぐにカワハギからのアタックがある。ゆっくり誘い下げているうちに食い込むこともあるし、錘が着底して少しタルマセたら食い込むことも。宙で魚信が出て誘い下げているうちに針掛かりに持ち込める、へた釣りが唯一自信のあるパターン。1匹、2匹とカワハギが貯まっていき、10時前には今年初のツ抜けをこれまた今季初のダブルで達成。ニンニクパワーってすげぇかも!!と、この時点では思っていた。
満潮が近づき、潮が緩んでくると突然失速。底に錘を付けてタルマセれば、魚信はあるがコッというアワセようもない魚信があるだけになる。ニンニクパワーが通じない。カワハギが寄ってくる気配はないし、餌に執着している感じもしない。やっと釣れたと思ったらカワハギの親戚のヨソギだったり、カワハギっぽい魚信の出方に喜んだらキタマクラだったり、今シーズン最少の8センチのカワハギだったりと大苦戦。お昼すぎまで何ともならない時間帯が続く。ニンニクパワーが効いてない?
12時半くらいになってようやく潮が動き始める。風は相変わらず北風で下げ潮ってことは…舳は潮ケツ。艫の方では順調に釣れているのに、舳のへた釣りはポツリポツリと拾うのがやっとの状態。ここでようやく気付く。午前中絶好調だったのはニンニク増し増しアサリのおかげではなく、単に席がよかっただけなんだ。手や服がニンニク臭くなるだけなく、みんなに臭い臭いと言われるデメリットを上回るメリットは……なし!! 潮先の特等席タイムで11匹。その後は8匹追加しただけで、終わってみれば19匹。今シーズン初のツ抜けを達成できたし、20センチ超も5匹混じったので、ニンニクが臭いだけだったことを除けば、大満足♪
著者: へた釣り