目標をツ抜けに設定し、アサリの締め具合がど~たらこ~たら、中錘を打つ位置をあ~だこ~だと考えて臨んだ2013カワハギ修行4戦目。結果はタイトル通り。足りない腕と頭で難しいこと考えたらアカンねってのが本日の教訓だったり。今日も6匹。でも、今季最大の28センチゲットでどやっw
アサリの締め加減の実験をすると予告したので、一応、その結果から。仮説は「硬く締めたアサリは一度でついばみ切れないので、宙釣りをしているとカワハギが何度もアタックしてくる。逆に底での釣りになると、柔らかい小餌の方が一気にカワハギに餌と針を吸いこんでもらいやすく、針掛かりしやすい」だった。検証結果は、餌の硬さなんて関係なく、底を釣るとベラばかりたくさん釣れた。というか、底での釣りをしている間中、「ベラにとり憑かれてるぅぅううう」と叫び続けることになった。いつもなら1日釣って余裕があるはずの用意した餌が午前中でほとんどなくなってたもん。数えてないが、50匹以上ベラを釣ったような気がする。
江戸前サーキット大会、TKB51決勝でお世話になる羽田・かみやへ。一応練習釣行のつもり。良型交えて数もそれなりに釣るってのが目標なわけだが、受付を済ませて桟橋に着いてみると……カワハギ船はほぼ満席。艫の方から埋まっていた。風は北寄りで午前中は上げ潮だから…あれ? 潮先は舳のような気がする。左舷の舳から2席目が空いていたので、ラッキー♪とそこに釣り座を決める。片舷11人。全部で23人の釣客を乗せて出港。船長のアナウンスでは「40分ほど走って手前からやっていく」とのこと。海堡かな? 実は海堡でのカワハギ釣りはいい目に遭ったことがない上に竿まで折ったことがある鬼門のようなポイント。
予想通り海堡の手前で船は減速し、釣り開始。水深は6メートルから8メートルくらい。上から硬め、並み、柔らかの順に餌を付けて釣り開始。餌を付ける順をローテーションして実験するつもりだったのだが、釣っても釣ってもベラ、ベラ、ベラ。仕掛けを入れればすぐに魚信はあるが、掛けてみると竿先に出る反応はどう考えてもベラ。アサリの締め具合の実験なんて無理。ようやくオッという引きがあってもサンバソウ(イシダイの赤ちゃん)。1匹目のカワハギを手にしたのは9時30分でそれすらもベラとの一荷だったのだから、ベラ邪魔すぎ!! 結局、11時くらいまで海堡で釣ったが、カワハギは3匹だけでベラを相手に底釣りの練習…練習になるのかどうか知らないけれどw
海堡で釣っている最中に船長からのアナウンス(独り言?)。「竹岡行った船もダメみたいで、船中3枚とか言ってるのでどうするかなぁ?」。結局、大貫沖の浅場を少し攻めてここもパッとしなかったので、竹岡沖に至る。水深10メートル前後から少しずつ深場を攻めて35メートルまで。カワハギ3匹ではさすがにまずい。子供たちに「1匹3000円の超高級カワハギ」とからかわれる。底よりは多少なりとも自信がある宙での釣りに切り替える。宙でタタいてアピールしてからフワフワと誘い下げ。誘い下げきって錘が底に着いたらやっと魚信が出るというあまりよろしくないパターン。それでも海堡で釣れたものより少しだけサイズアップした20センチくらいのを2匹ゲット。
今日もさっぱりな感じで終わるのかなぁ?と半ば諦めていると、終了1時間前にそれがきた。フワフワと誘い下げている最中に、カワハギが餌にアタックしてくる感触。誘い下げ切る直前に竿先をガッガッガッと持っていく。巻きあげに転じると、いい引き。間欠的に強烈に引きこむ。水面に姿を現したのはデカッ!!なカワハギ。口に1本、尻尾に1本針掛かりしているのを確認して、これなら大丈夫とぶっこぬくと船長から「タモかけないと、後悔するよ~」と叱られる。ツ抜けという目標は達成できなかったが、今季最大を3センチ近く更新したので、久々にドヤ顔を決めておく。帰港後桟橋にて船長に写真を撮ってもらえたよ♪
著者: へた釣り