かみや一LTアジ釣りが下手な男の反省。この日は10メートル以上の強風が吹いていた。仕掛けが風に煽られ、手前マツリを連発し、揺れる船の上で手元を見つめて、仕掛けを正しているうちに軽く船酔いしてしまった。強風下で吹き流し仕掛けの手前マツリを減らす方法ってないかな?
まず思いつくのは針数を減らすことなのだが、3本針と2本針だと3本針の方が少しだけアジが釣れる数が増えるような気がしてなかなか決断できない。手前マツリしている時間を考えると、2本針でもいいような気がするんだけど……横の人が3本針だとやっぱり損してる気がするんだよなぁ~。ウィリーなんて4本針が基本で、風がなくて船が空いているときは5本針まで投入しちゃう一荷大好き欲張りさんなので、針数を減らせない。
仕掛けをなるべく海の中に入れておくのもいいかなと思ったのだが……。仕掛けの先端だけでも海の中にあれば、潮の抵抗で仕掛けが伸びてオマツリしにくい。でも、この方法が通じるのはそこそこの強風のときまでで、すごい強風になると、仕掛けが巻き上げられて空中を漂ってしまった。針が横の人の近くまでいくと危険なので却下。ビシにコマセを詰めるときに船べりに置いたバケツより下で作業して、なるべく風で吹きあがらないように努力してみたのだが、風がものすごく強くなると何をやっても無駄だと思い知る。
ロッドキーパーに付いてるハリス留めに仕掛けの上部を掛けて、下針を手で持って張っておく。これは成功。餌を付けるときなどもこうやっておけば、手前マツリはしないと気付く。でも、移動時間もずっと下針を手で持っていなければならないので、少々どころか大層疲れるし、タバコを吸ったり、ご飯を食べたり、トイレに行ったりという用を一切足せなくなるのが欠点。
結局、仕掛けを張るためにマグネットかなぁ~と思い始める。釧路沖アオゾイ五目釣り用にウルトラマグネットMを持っている。これを使えば8本針の胴突き仕掛けを絡ませずに投入できたのを思い出す。ただし、全長が63センチもあるので持ち運びが嵩高い。ウルトラマグネットSという小型の物なら全長42センチ。2850円と安くはないが、強風での手前マツリに苦しんだことは今まで何度もある。他に手前マツリの回避法が思いつかないので買っちゃおうかなぁ?
著者: へた釣り