初めて食べる魚はどんな味なのだろうとわくわく。「◎非常に美味」と評されていたので期待していたのだが、先週食べた魚が悪かった。へた釣りのゴーストはアラの攻性防壁に守られており、メダイではゴーストに届かず。美味しくなかったわけではないんだけど食べ比べる相手が悪すぎた?
まずはお刺身で。結論から書くと、「普通の白身のお刺身だね」ってとこ。特筆すべき味とは感じない。もちろん不味いわけではないが、身に甘味があるとか、歯応えが面白いとか、特徴となるポイントが見つからない。2日寝かしたのが失敗だったかも。「鮮度のいいものは刺身で」と説明されていたので、釣ったその日に食べると違ったのかな? ねっとりした感じの食味を味わえるってのが無理して探した特徴。
続いて、ムニエルもどきのバター蒸し。へた釣り家ではイシモチやスズキなどを同じ調理法で食べる。身に味が足りない白身の魚にバターの味を加えるわけで、くせのない白身の魚ならまず間違いなく美味くなる。メダイのバター蒸しも美味しく食べられた。でも、メダイならではの味わいがあったかというと、ちょっと微妙かも。身の感じはイシモチに似てたかなぁ~。
で、メダイ尽くしの本命が味噌漬け。この方法で食されることが多いのは、この調理法がメダイの美味さを最も引きだすからだなぁと分かる。味噌で漬けてから焼くと、身が少し縮んでその分、味が濃縮される感じ。淡白な白身に少し焦げた味噌の風味がよく合い、メダイの食べ方としてはこれがベストだな。次にメダイが釣れたら、全部味噌漬けにして、冷凍して保存食にしちゃおうと決める。北海道で釣ったアオゾイを味噌漬けにするのだが、どちらが美味いかと問われれば、アオゾイかなぁ~。
著者: へた釣り